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探究的な学びの構想を可視化する授業プラン

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公開日:2017年08月28日
探究的な学びの構想を可視化する授業プラン

 本校は、平成27年度から、高知県教育委員会の「探究的な授業づくりのための教育課程研究事業」の研究指定を受け、新しい学習指導要領の先行研究に取り組んでいます。

 新しい学習指導要領では、「社会に開かれた教育課程」「育成を目指す資質・能力」「主体的・対話的で深い学び」「カリキュラム・マネジメント」「チームとしての学校」などのキーワードが示されました。

 本校では、いち早く「アクティブ・ラーニング」に着目し、授業改善を中心に研究を進めてきました。昨年度は、学習指導案の形式を「探究的な学びの構想を可視化する授業プラン」として全面改定し、「主体的な学び」「対話的な学び」「深い学び」の実現を図り、探究的な授業の創造に向けて、教職員一丸となって研究に努めています。

 今回紹介する「形」(菊池寛作・東京書籍国語科教科書3年)の指導案では、いかにして「深い学び」が実現できるかが、ポイントとなりました。授業においては、生徒たちに思考ツールを活用して考えを整理させる場面を設け、板書で生徒の思考が活性化するよう、ベン図を使って価値の対比をわかりやすく示す工夫をしました。授業の後半では、生徒は、「恋愛相手を見つける場合、中身も大切だけど、私の中では外見も大きな要素だ」と、自分の恋愛観と重ねて発言するなど、時代背景は違っても、「形」という小説を通して、今の自分の生活と重ねて考えることができているようでした。

 「主体的・対話的で深い学び」に一歩ずつ近づいていることを実感する授業となりました。

高知県長岡郡本山町立嶺北中学校 校長 大谷俊彦

資料ファイル

A3判よこ,2ページ

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