数学Aで大小2つの円について,その位置関係,つまり小円が大円の内部にある,内接する,交わる,外接する,離れているという5つの状態を2円の半径と中心間の距離を使って分類する。それは2円の共通接線の個数分類に対応している。
さて,2円が交わるときには,①中心間の距離,②2交点間の距離,③共通接線の接点間の距離,すなわち共通接線の長さという3つの距離が考えられる。
本稿では,中心間の距離と2円の半径の間にどのような関係があるとき,2交点間の距離と共通接線の長さが等しくなるのかについて考察する。
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山口県立高森高等学校教諭 西元教善
A4判たて,4ページ
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