数学Ⅰでは「命題と論証」,数学Aでは「整数の性質」を扱う。命題と証明では「対偶を利用する証明」や「背理法」という証明方法を扱うが,その題材は整数に関わるものが多い。東書数学Aでは整数の性質において,発展として「合同式」が扱ってあるが,この合同式を活用すれば,整数に関わる証明を簡潔に思考できたり,記述できたりする。
本稿では,教科書の例題等で扱われている対偶を利用する証明や背理法を,合同式を用いて行えばどのようになるか,また,それを通じて合同式のよさを生徒に実感させるような考察をする。
※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。会員向け無償ダウンロードはこちら→https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/login/newenter.php?wurl=/detail/40776/
山口県立高森高等学校教諭 西元教善
A4判たて,4ページ
Word
docx/331.3KB
pdf/358.5KB
非会員の方は公開から一年を超えた資料は閲覧出来ません。会員登録をすると、全期間の資料を閲覧できます。