定積分を使って不等式を証明する問題は,①不等式の中に定積分がある場合と②不等式の中に定積分がない場合に大別される。①の場合では,積分する関数と積分区間からその方針が立ちやすいが,②の場合にはまずそれが定積分を利用して証明できる問題であることやそのために積分すべき関数を見出さなければならない点がネックになる。本稿では,生徒にとってわかりやすい,つまり解決の糸口が見つけやすい指導を考察する。
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山口県立高森高等学校教諭 西元教善
A4判たて,3ページ
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