一人一人の子どもの心のなかには正義の感覚の種があります。けれども,多くの学校には,本当はしっかりとした正義の感覚の種をもっている子どもでも,それを出しにくい雰囲気があるように感じます。この雰囲気を解除して,「正義の感覚の種」を育てているうちに,いつの間にか学校全体に「いじめや差別はダサイ,自信のない人間がする格好悪いこと」という雰囲気がつくられていく……これが理想であり,いじめ対応の最も効果的で,かつ根本的な対処法だと思います。教科書の力に期待します。
明治大学 教授
「とびらページ」「直接的教材」「間接的教材」を組み合わせたユニット形式をとり、複数時間にわたっていじめのことを深くじっくり考えます。間接的な教材を組み込むことで、「いじめをしない、許さない心」をさまざまな道徳的価値によって下支えしていく、という構成です。
3年 p.29「いじめのない世界へ『楽しいクラスをつくるのは,だれだろう?』」
3年 p.30〜32「6 しょうたの手紙」[よりよい学校生活,集団生活の充実]
3年 p.33〜36「7 いいち,にいっ,いいち,にいっ」[友情,信頼]
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