弱視などで見えにくさのある児童のための拡大教科書は,文字が大きく,読みやすい書体が利用されています。しかし,厚くて重いため持ち運びが不便ですし,検定教科書とはレイアウトが異なるため,指示された場所を探す際などに苦労します。学習者用デジタル教科書は,紙の教科書と同じレイアウトでありながら,好きな大きさに拡大して見ることが可能です。また,東京書籍のデジタル教科書にはリフロー機能が付いているため,テキストが流動的に表示され,読みやすくなっています。そのほか読み上げ機能,総ルビ(ふりがな),分かち書き,背景色変更など,多様な実態の児童への配慮がなされています。
慶應義塾大学
教授
社会科5年上のデジタル教科書
(p83)の紙面の一部
(リフロー、白黒反転、フォントをゴシック体にした例)
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