デジタル教科書・ICT
学習者用デジタル教科書
〜新たな学びの扉を開く~

デジタル教科書が「教科書」として授業で使用できるようになる。もとより児童個人の持ち物である「教科書」が,デジタル化によって,自分に合わせたカスタマイズが可能になり,読みやすい,より個人的なオリジナル教科書となる。学習に集中しやすい環境が提供されるのだ。さらに「デジタル教材」に含まれる様々なコンテンツと一体的に使用することにより,読みやすいだけでなく,深い学びへ導いてくれる「自分だけの教科書」になる。デジタル教科書・教材の必要性,可能性はますます広がっていくだろう。

「デジタル教科書とは」
2018年5月に学校教育法が改正され,今年度から「デジタル教科書」が紙の教科書と併用・代用することが可能になりました。「あれ,すでに毎日授業で使っているけれど…」とお思いの先生も多いでしょう。新たに使用が認められるのは,授業改善,学習支援を目的に制度化された,タブレット等で利用する児童用のものです。紙の教科書と同一内容で「学習者用デジタル教科書」と呼ばれることになります。これまでもご活用いただいていた,先生の演示用は「指導者用デジタル教科書(教材)」という名称で区分されます。

赤堀侃司

東京工業大学 
名誉教授

教科の具体例

算数

学習者用デジタル教科書の活用例(算数)です。教科書紙面を自由に拡大して,書き込みをすることができます。その他にも,行間・文字色の調整や,機械音声による読み上げ,ふりがな表示など,児童一人ひとりに合わせて教科書を読みやすく調整する機能をもちます。
(教科等によって仕様は異なります)

他教科の例

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