数学的な見方・考え方の可視化〜ゴールから深い学びを描く

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まとめ〜数学的な見方・考え方も価値づける

教2年~6年
各時の授業のゴールである授業のまとめでは,用語の意味や計算方法など
知識や技能だけではなく,数学的活動の中で働かせた数学的な見方・考え方を虫眼鏡を付して
価値づけ
ました。数学的な見方・考え方を成長させることで,深い学びやより確実な理解に
つながります。
  • 虫眼鏡で数学的な見方・考え方を可視化小数のたし算の計算方法では,単位とする数の0.1に着目し,整数の計算に帰着して考えたことを価値づけます。
  • 深い学びを可視化(統合的,発展的に考える)既習の何十のたし算の計算においても,10を単位として同じ数学的な見方・考え方を働かせてきたことを振り返って統合し,学びをさらに深めます。
  • 矢印
  • まとめで数学的な見方・考え方を価値づけるために…。
  • まとめの虫眼鏡の伏線 数学的な見方・考え方を特に働かせたい問題解決の過程(補助発問1や吹き出し等)を,虫眼鏡を付して示唆します。
  • 0.1Lの何こ分という見方・考方が働く場
  • 練習問題〜深い学ぶの追体験と習熟

▼3年「小数」 3年下p.10

3年「小数」3年下p.10  少数のしくみとたし算、ひき算

学習の振り返り〜深い学びを経て,学びに向かい続ける児童の姿の一例

各時の終わりには,「学習の振り返り」として,学習を価値づけたり,
次の学びをつくり出したりする児童の姿を例示しました。
学習を振り返り,学びに向かい続けようとする態度や,その際に働かせる
数学的な見方・考え方を育成するとともに,評価の手がかりとすることもできます。
なお,この「学習の振り返り」は,1単位時間の学習の区切りのめやすとしても
ご活用いただけます。
  • 統合的,発展的に考え続ける姿の例示
  • 新たな問いを創出する姿の例示

▼3年「小数」3年下p.10

3年「小数」3年下p.10 3年「小数」3年下p.10

単元プロローグ〜児童の対話で単元全体の課題を創出

今の教科書にもあるけど,
紙面の活用の仕方が見えにくい
ページもありますね。
→
対話を通して,日常事象や生活経験を話題として学習意欲を高めたり,
既習内容を整理し振り返ったり
しながら,単元の課題を創出するページ
としてご活用いただけます。
  • 単元タイトル名が単元全体の学習課題
プロローグでの児童の対話を通して,数の表し方やしくみ(小数)について考察するという単元課題を創出します。
  • 対話の視点を明示
ここでは,「既習と未習の数の共通点と相違点」という視点を
明示しています。対話により学習がスタートします。

▼単元プロローグ 3年下p.2~3

単元プロローグ 3年下p.2~3
単元末は、「いかしてみよう」「たしかめよう」「つないでいこう算数の目」の3つで構成しています。

つないでいこう算数の目〜単元で働き成長した数学的な見方・考え方を振り返り価値づけ磨く

単元の学習で特に成長させたい数学的な見方・考え方に焦点を当てて振り返るページを,単元末に新設しました。
学習のゴールを,答えを求められるかの確認にとどめることなく,数学的な見方・考え方の成長を支えます。
ご指導経験の浅い先生も,本ページを参照することで,本単元で成長させたい数学的な見方・考え方を
つかみやすく,教材研究の効果・効率の向上を支援します。
  • 数学的な見方・考え方を明示問題のタイトルでは,何に着目し,何を考えてきたのかを明示します。
  • 数学的な見方・考え方に焦点化した問題0.3+0.4,30+40などの答えを求めるのではなく,ここでは,どんな数を単位とすると3+4の計算に帰着させられるかを,既習を含めて問います。
  • 対話による「単元全体の
学習の振り返り」毎時の「学習の振り返り」を受けて,対話により単元全体を振り返り,価値づけたり次の学習を創出したりする姿を例示し,対話により学習を締めくくります。
  • 数学的な見方・考え方で学びを統合既習の整数の場でも,同じ数学的な見方・考え方を働かせてきたことを示し,学びの統合を促します。

▼3年下p.20

3年下p.20

いかしてみよう〜学びを日常の世界で活用

新教育課程では,数学的活動を規定する中で,日常(現実)の世界,算数・数学の
世界という2つの場における学習過程が強調されています。
そこで,原則として全単元の学習後に
単元末「いかしてみよう」:
学びを日常(現実)の世界で生かす場
巻末「おもしろ問題にチャレンジ」:
学びを算数・数学の世界で生かす場
のいずれかを設定しました。
学びを生かす経験の積み重ねが,生きて働く知識・技能の定着や学びを生かす
力の育成
につながります。
  • 当該単元の小数の学習だけでなく,測定や図形などの既習事項も活用して,日常の問題を解決します。

▼3年下p.18

3年下p.18

たしかめよう〜理解の確認,技能の定着

  • 基礎的・基本的な学習内容の理解を確認し,
    技能を定着させるページです。
  • 理解の確認が確実にできるしくみ①問題のめあて,問題に対応したページ・問題番号を活用して,自己評価や本文へ戻って確認することが可能です。
  • 理解の確認が確実にできるしくみ②問題ごとに,チェック欄を活用して,効果的に繰り返し取り組むことが可能です。
  • 弾力的な時間割編成を可能とするための区切りマークです。
    カリキュラム・マネジメントこちら
  • 問題の設定に際しては,各種学力調査の結果を分析し,
    児童のよくあるつまずきに十分に対応しました。
    別紙パンフレット「つまずきへの取り組み」(p.6)
    もご覧ください。

▼3年下p.19

3年下p.19