学び方や得手不得手は,児童によってさまざまです。全ての児童にとって学びやすい教科書を目指した「新しい国語」。不要なつまずきを回避して,一人一人の学びを保証します。
特別支援教育の知見を生かし,読み書きのつまずきやすいポイントをフォロー
特殊音節と文字は視覚化と動作化でつなぐ
促音(「っ」)や拗音(「しゃ」など)など,文字と音が一対一で対応しない特殊音節は,平仮名の習得で特につまずきやすいといわれます。そこで,読み書きにつまずきを抱えやすい児童を支援する指導モデル(「多層指導モデル
MIM について,詳しくはこちらをご覧ください。
記号(●など)による視覚化と手を叩いたり握ったりする動作化により,多感覚に働きかけることで,音節の仕組みを理解して表記につなげやすくしています。特別な支援を必要としない児童も含め,多くの児童にとって分かりやすいことが実証された科学的根拠に基づいた方法です。
ちいさいゃゅょ(一上P78)
特殊音節指導の工夫について,動画でもご紹介しています。詳しくはこちらをご覧ください。
助詞「は」「へ」「を」は,意味と使い方を視覚化
特殊音節と並んでつまずきやすいといわれる助詞「は」「へ」「を」は,文の読み書きの基本。その意味と使い方を理解することに焦点化した教材を設けました。助詞を入れる過程をスモールステップで示すとともに,視覚的に表現することでとらえやすくしています。
はをつかおう(一上P48)
書く学習をサポートする仮名表記一覧表
一年上・下巻の付録に,平仮名と片仮名の全ての表記を一覧できる表を収録しました。文字の習得度合いに応じて付録を活用することで,どの児童も安心して文を書く学習に取り組むことができます。
ひらがな(一上P136)
かたかな(一上P140)