「全国学力・学習状況調査」,東京書籍が実施する「標準学力調査」などの出題傾向や結果を詳細に分析。その分析結果を教材作りに反映し,これからの児童に求められる学力に対応しています。

1つまずきのポイントを把握した練習教材

国語の学習の基盤となる知識や技能のうち,多くの児童にとって習得に課題のある「つまずきのポイント」を抽出。適所に克服・定着のための練習教材を設けました。

「標準学力調査」で正答率の低かった内容とそれに対応する練習教材

内容 主な出題例 正答率 対応する教材
主語と述語 4年H30-1学期 3-(1) 59.7% 言葉の練習(三上P153)
言葉の練習(四上P123)
国語辞典の使い方 4年H30-1学期 3-(3) 58.5% 言葉の練習(四上P123)
ローマ字 4年H30-1学期 3-(2) 50.0% ローマ字の練習(四下P127)
修飾語 5年H29-3学期 3-(2) 17.4% 言葉の練習(五年P163)
敬語 5年H29-3学期 3-(3) 42.4% 言葉の練習(六年P107)

主語と述語

言葉の練習(三上P153)

修飾語

言葉の練習(五年P163)

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2「生きる力」を育む実用的な教材

「全国学力・学習状況調査」では,OECDのキー・コンピテンシーなどを踏まえた「生きる力」を育むという観点が重視されています。その出題傾向や結果の分析から,未来を担う児童に求められる新しい学力を見極め,重点的に教材化しています。

全領域に,複数の情報を関連付ける教材

「全国学力・学習状況調査」の報告書では,ほぼ毎年,複数の情報や内容の関連付けが課題であると指摘されています。それを受けて,複数の情報を関連付けて理解や思考を深める教材を,全ての領域において系統的に設定しました。

環境問題について報告しよう(五年P50)

資料を見て考えたことを話そう(五年P226)

実用的な教材から,目的や意図に応じた表現を学ぶ

説明文の系統である「読み比べ・表現の工夫」では,広告や新聞などの日常生活で接する実用的なテキストを複数読み比べ,書き手の目的や意図に応じた表現について考えます。

広告を読みくらべよう(四上P88)

広告を読みくらべよう(四上P90)

「全国学力・学習状況調査」国語Bにおける,
目的や意図に応じた表現に関わる設問数

H27 H28 H29 H30
6 (9) 6 (10) 5 (9) 4 (8)

(カッコ内は総設問数)

新聞記事を読み比べよう(五年P84)