最初のページには,目的に応じて書式を選ぶための「考える道筋」を示しました。書式の解説だけでは分からない本当の「活用力」をつけるための工夫です。

文字を正しく整えて書くための知識・技能を「書写のかぎ」と名づけて系統的に整理し,一単元に一つ配置しました。
学ぶことが明確だから,目標から振り返りまで,ねらいを焦点化した指導が一貫して行えます。
生徒がふだん書く「硬筆」の文字を使った導入で,主体的な学びが始まります。
単元で学ぶだいじなポイントを簡潔にまとめています。イラストや図版を効果的に使うことで,どんなことを学ぶかひと目で分かります。
「書写のかぎ」を確かめながら硬筆や毛筆で書くことで,知識と技能の定着を図ります。
「書写のかぎ」をほかの文字にどのように生かせばよいのか考えて書くことで,思考力,判断力,表現力を育みます。
自分で書いた文字を使って説明するという対話的な学びを取り入れることで,振り返りを深めます。
初めて行書を学ぶ中学生が学びやすいように,行書を書くときの動きをパターン化し,その中でも頻度の高い動きを4つに絞って示しました。
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「新しい書写」では,特別支援教育への配慮や授業支援への取り組みなど,教育現場のさまざまな課題に対応した工夫をしています。
教師用指導書(指導者用デジタルブック含む),学習者用デジタル教科書など充実のラインナップで,日々の授業をサポートします。