「新しい書写」
3つのポイント

「新しい書写」

Point 1 「書写のかぎ」で確かな学びを

学ぶことが明確だから,ねらいを焦点化できる

文字を正しく整えて書くための知識・技能を「書写のかぎ」と名づけて系統的に整理し,一単元に一つ配置しました。
学ぶことが明確だから,目標から振り返りまで,ねらいを焦点化した指導が一貫して行えます。

学習の流れ

  • 1 見つけよう
  • 2 書写のかぎ
  • 3 確かめよう
  • 4 生かそう
  • 5 振り返って話そう
学習の流れ
p.36-37

1見つけよう

生徒がふだん書く「硬筆」の文字を使った導入で,主体的な学びが始まります。

2書写のかぎ

単元で学ぶだいじなポイントを簡潔にまとめています。イラストや図版を効果的に使うことで,どんなことを学ぶかひと目で分かります。

書写のかぎ

3確かめよう

「書写のかぎ」を確かめながら硬筆や毛筆で書くことで,知識と技能の定着を図ります。

4生かそう

「書写のかぎ」をほかの文字にどのように生かせばよいのか考えて書くことで,思考力,判断力,表現力を育みます。

5振り返って話そう

自分で書いた文字を使って説明するという対話的な学びを取り入れることで,振り返りを深めます。

4つの「動き」で行書が書ける!

初めて行書を学ぶ中学生が学びやすいように,行書を書くときの動きをパターン化し,その中でも頻度の高い動きを4つに絞って示しました。

  • 4つの「動き」で行書が書ける!
  • 4つの「動き」で行書が書ける!
  • 4つの「動き」で行書が書ける!
  • 4つの「動き」で行書が書ける!
4つの「動き」で行書が書ける!

p.32

4つの「動き」で行書が書ける! 4つの「動き」で行書が書ける!

Point 2 日常に生かす活用力を養う

活用単元「生活に広げよう」で思考力を育む

活用単元「生活に広げよう」では,職場訪問や地域行事への参加など生徒に身近な活動を題材にして,基本単元で身につけた知識・技能を学習や生活の中でどのように生かしていくか,多くの具体例とともに学んでいきます。
活動全体の計画を立て,各場面で書写の学習をどう生かすか考える。この「考える力」と,豊富な具体例が結びついて,本当の活用力につながります。

活用単元「生活に広げよう」で思考力を育む
p.75〜77

左右の矢印をクリックすると画面が切り替わります

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準備の話し合いをする

準備の話し合いをする
 

多くの人に案内する

多くの人に案内する
 

当日の準備をする

当日の準備をする
 
1

生涯使える「書写活用ブック」

書写で身につけた力を,学校生活だけではなく,日常生活や社会に出てからも活用してほしい。そんな願いを込めて,3学年通して使える「書写活用ブック」を設けました。

内容

教科の学習や生活で使う書式と解説
手紙/新聞/リーフレット/ポスター/フリップ/レポート/原稿用紙/入学願書/複写式の用紙/往復はがき/のし袋/簡潔な手紙/電子メール
漢字を書く際に役立つ資料
・行書の部分の形 ・常用漢字表(楷書・行書) ・人名用漢字表(楷書・行書)

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漢字を書く際に役立つ資料
活用ブックp.1

最初のページには,目的に応じて書式を選ぶための「考える道筋」を示しました。書式の解説だけでは分からない本当の「活用力」をつけるための工夫です。

漢字を書く際に役立つ資料
漢字を書く際に役立つ資料
 
1

実際に書く場面で役立つポイントや,知っておきたい豆知識などを「書写力アップ」で示しています。

Point 3 文字と向き合う心を育てる

将来に生きる書写を意識させる

生徒が社会や自分の将来とのつながりを感じて学習に取り組めるよう,さまざまな工夫をしています。これからの学校生活だけではなく,社会に出てからの自分の姿を想像することで,書写の学びに主体的に向かう力を育みます。

大人になってから書写の学びを活用する場面
p.3 大人になってから書写の学びを活用する場面
仕事の中で手書き文字を使っている方へのインタビュー
p.84 仕事の中で手書き文字を使っている方へのインタビュー

手で書くことの価値を伝える

左右の矢印をクリックすると画面が切り替わります

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手で文字を書くことの価値や意義を知ることは,書写の大切な学びの一つです。身近な手書き文字の例を豊富に掲載し,実感を伴って学べる単元やコラムを,三年生を中心に設けました。

手で書くことの価値を伝える

p.82 「手書き文字の特徴」

豊富な例示を通して,手書き文字や手で文字を書くことの特徴を学ぶ単元です。手書きの意義を考えることで,手書き文字をはじめとした文字文化と向き合う心を育みます。

手で書くことの価値を伝える

p.86 「書き手の意図と表現」

文字がもつ表現性に気づき,意図に応じて効果的に文字を書くことについて考える単元です。身近な題材を例にしているので,実感を伴って学ぶことができます。

整った文字を書くためには,整った文字を多く見ることが不可欠です。美しい文字に触れることで,自分の文字をよりよくしたいという思いが生まれます。「新しい書写」では,毛筆文字と硬筆文字の整合性を図りながら,生徒の発達段階に合わせて細部までこだわった,健康的で明るい書風の教材文字を掲載しています。

手で書くことの価値を伝える

1

新学習指導要領の重点課題

教育現場の課題に向き合う

教育現場の課題に向き合う

「新しい書写」では,特別支援教育への配慮や授業支援への取り組みなど,教育現場のさまざまな課題に対応した工夫をしています。

学校や教科を越えてつながる

持続可能な社会を目指す

教師用指導書/デジタル教科書・教材

教師用指導書/デジタル教科書・教材

教師用指導書(指導者用デジタルブック含む),学習者用デジタル教科書など充実のラインナップで,日々の授業をサポートします。