SDGsで扱われている対象は,貧困,人権,環境,資源,エネルギー,防災・安全,多様性の尊重など,教育や教科書にも密接に関わるテーマです。東京書籍は,SDGsの達成に向けて教科書でできることとは何かを,常に考えながら編集を行ってきました。ここでは,防災・安全,環境・資源・エネルギー,多様性の尊重などについて,その取り組みを紹介します。
防災・安全
対応例
中学校社会の各分野では,地震・津波や台風,河川災害など,多くの自然災害の原因や被害の実例を切り口を変えて取り上げるとともに,防災への取り組みや復興への取り組みなどを詳細に扱いました。生徒の主体的な防災・減災への意識を高めます。
環境・資源・エネルギー
対応例
中学校技術・家庭(家庭分野)では,社会や人,環境などに配慮し,持続可能な社会の構築に向けて責任のある行動がとれる生活者の育成を目指します。また,環境に配慮し,持続可能な社会につながる内容に「環境マーク」などを付けています。
多様性の尊重
対応例
スポーツには,さまざまな違いを超えて人々を結び付ける力があります。中学校保健体育の巻頭口絵は「オリンピック・パラリンピック」「共生」「キャリア教育」を切り口に構成するなど,共生などの視点から,スポーツを通した多様な関わりを随所に示しています。