新学習指導要領では,「大文字,小文字を活字体で書くことができる」ことが目標です。しかし,アメリカでもディスレクシア(読み書き障害)が児童の10~20%にものぼるという調査があるなど,アルファベットの読み書きは簡単ではありません。特別支援教育の専門家の助言の下,つまづきやすいポイントに留意しながら,全ての児童に読みやすい,書きやすいフォント(NHhandwriting)を開発しました。
新フォント開発の目的
- 1実際の書き文字に近づけることによる,児童の混乱の軽減。
- 2正円を使わないことで,上下左右の反転の防止。
- 34線の中央の幅を若干広くし,使用率の高い小文字に配慮。
- 44線の第2線を点線にして「目安」とし,大文字の書きづらさの回避。
通常の書き文字(左)に近い新フォント(右)。
使用率が90%以上と言われる小文字に配慮。
各Unitの活動を定位置に配置し,特別な支援が必要な児童にも理解しやすいページ構成としました。色覚特性の研究者による詳細な検証を実施したほか,拡大教科書も発行します。
5年 Unit 1 Hello,friends.
6年 Unit 8 My Future,My Dream
5年生から6年生の最後のUnitまで,枠中の配置は変わりません。