Unitの構成    技能 領域をバランスよく配置した活動

Unit

考え方:音と映像で重要表現に「出会う」

3・4年の外国語活動で慣れ親しんだ表現を繰り返し登場させ,それらをふり返りながら英語の音に触れる「導入」パートです。児童の身近な話題を題材としたストーリーをスクリプトとして用意し,学習への関心・意欲を高めます。

育成したい主な力(pp.10-11の例)

評価のめやす

  • 学校生活における転校生との日常会話や自己紹介を聞いている。
  • おおよその内容を推測しながら聞こうとしている。

授業の流れ

1時間目の授業の流れ

※あいさつやふり返りを含めて45分。ふり返りシートが指導書にあります。

QRコード
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2時間目の授業の流れ

扱い方

  • OurGoal
    OurGoalでUnitの目標をクラス全員で確かめましょう。毎時の目標は指導書に載せています。
  • LetsSing
    LetsSingを「今月の歌」として毎時流せば,そのUnitのテーマを意識した授業づくりに活用できます。
  • Let'sChant
    Let'sChantには,そのUnitの重要表現が繰り返し現れます。Unitを通して毎時活用しましょう。
  • StartingOut
    StartingOutのストーリーもUnitを通して繰り返し聞きましょう。
    • SmallTalk
    • Let'sWatchandThink
    SmallTalkLet'sWatchandThinkには,児童の発達段階と指導者の負担に配慮した,学びやすく教えやすいデジタルコンテンツを指導書にご用意しています。
  • Sounds and Letters
    Sounds and Lettersでは,毎時指導書付属の音声を流します。児童は教科書巻末のノートに少しずつ書き込むだけで,指導者が負担なく指導できるようになっています。

マークをクリックすると説明が表示されます。

別冊PictureDictionaryの使い方

Let’s Tryで,脚注 Word Linkの参照ページを開き,その時間で重要なジャンルの語彙について,ポインティングゲームなどをして慣れ親しみます。指導書やデジタル教材には,選べるゲームのバリエーションをご用意しています。

展開  Your Turn

Unit

考え方:ペア・ワーク,グループ・ワークで重要表現に「慣れる」

Starting Outに出てきた音声を繰り返し聞いて,児童自身のことばとして少しずつ発話できるようになるための活動をご用意しています。先生や友達とのやり取りを通して繰り返し聞いたり言ったりして,語や表現が自然に身につく練習パートです。

育成したい主な力(pp.12-13の例)

評価のめやす

  • 繰り返し聞いてきた語や表現の意味が分かる。
  • 学習した語や表現を使って簡単なやり取りができる。

授業の流れ

3時間目の授業の流れ
QRコード
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4時間目の授業の流れ

扱い方

  • Let's Try!
    メインキャラクターの吹き出しのセリフが,各時のターゲットとなる表現です。StartingOutから本Unitの最重要ターゲットが抜き出されたものです。StartingOutのストーリーをふり返りとして活用しながら,「聞く」と「話す」をつなぎましょう。
  • OurGoal
    StartingOutOurGoalで,Unit通しの全体の目標を再度クラス全員で確かめましょう。
  • Sounds and Letters
    Sounds and Lettersでは,毎時指導書付属の音声を流します。児童は教科書巻末のノートに少しずつ書き込むだけで,指導者が負担なく指導できるようになっています。

マークをクリックすると説明が表示されます。

別冊Pictureの使い方

3時間目は「好きな色」,4時間目では「好きな食べ物」が話題となります。Let's TryLet's Tryで脚注Word Linkの参照ページを開いて,そのジャンルの重要語をメトロラーニングで練習します。

単元別まとめ Enjoy Communication

Unit

考え方:巻末コミュニケーションカードで,思いを「かたち」にして「楽しむ」

Starting OutやYour Turnで学習してきた語や表現を使う活動で,このUnitで身につけた力を見取る「まとめ」のパートです。あいさつしたり相づちを打ったりするなど,英語を使ったコミュニケーションのしかたも重要です。

育成したい主な力(pp.14-15の例)

評価のめやす

  • 他者に配慮しながら自分の名前や好きなもの・ことを伝えることができる。
  • 相手の発言を理解した上で,適切にたずねたり答えたりすることができる。

授業の流れ

5時間目の授業の流れ
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6時間目の授業の流れ

扱い方

  • Starting Out
    Starting Outに戻ってOur GoalLet's SingLet's ChantでUnit全体をふり返る時間を大切にしましょう。
  • Step2
    巻末コミュニケーションカードとして,巻末に厚手の用紙で準備されている名刺カードをミシン目に沿って切り取り,自分の名前のつづりと好きなもの・ことの絵を児童が描きます。
  • Check Your Steps
    活動を終えた名刺カードは「テーマ別まとめ」のページに貼って,学びのポートフォリオとして評価に生かせます。
  • Let's Sing
    Let's Singを「今月の歌」として毎時流せば,そのUnitのテーマを意識した授業づくりに活用できます。
  • Let's Chant
    Let's Chantには,そのUnitの重要表現が繰り返し現れます。Unitを通して毎時活用しましょう。
  • Step3
    Step3のイラストがこのUnit全体でめざす姿です。

マークをクリックすると説明が表示されます。

別冊Pictureの使い方

5時間目のStep1Stepで,名刺カードに文字や絵をかくときの手本を見つけることができるので,全ての児童が何らかの形で取り組めるヒントを見つけ出すツールになります。また6時間目でも,足りない語や表現を助け合いながら補うときに,児童どうしで活用できます。

資料 Over the Horizon

Unit

考え方:異文化情報に触れて,世界を「広げる」

直前の3見開きに関連する外国の文化などを学べるコーナーです。世界の国々を身近に感じることで,英語という言語の重要性や日本の良さに気づきを与え,実生活や実社会に生きて働く力となることをめざします。さらに,中学校に向けて学び続ける心を育てます。言語の背景にある文化に気づき,より深い学びに向かうための資料ページです。

授業の流れ

7時間目の授業の流れ
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8時間目の授業の流れ

扱い方

  • Starting OutOur GoalLet's SingLet's Chantをふり返りましょう。
  • Doyouknow
    Starting OutのLet’s Watch and Thinkに強く結びつけて,他教科との関連でより深く広く学べる資料です。豆知識が得られるクイズもあります。Challengeでは英語を使う活動があります。
    (例)世界の九九(5年p.33),世界の標識・ピクトグラム(5年pp.52-53),世界遺産(6年p.28),世界の食料事情(6年p.59)ほか
  • ことば探検
    日本語との比較を通して,同じ言語教科である国語と相乗的に理解を深めるためのコーナーです。指導書や準拠教材にはデジタルコンテンツやワークシートもご用意します。
    (例)ローマ字と英語(5年p.24),外来語(5年p.60),文のリズム(6年p.70)ほか
  • 日本のすてき
    「日本のすてき」(5年)では,案内役の「まり姫」が,日本文化に魅了されて日本で働く外国人たちを,まとまりのあるインタビューで紹介します。キャリア教育を重視しています。
    (例)ぶどう園農家(ソイル・アリ/トルコ,5年p.33),落語家(ダイアン吉日/イギリス,5年p.81)
    「世界のすてき」(6年)では,案内役の「ジョン万太郎」が,世界各国で町の住人から旅人として情報を集める場面などを紹介します。
    (例)中国(6年p.13),韓国(6年p.21),ガーナ(6年p.71),サウジアラビア(6年p.79)ほか

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テーマ別まとめ

Unit

考え方:テーマ別(年3回)に学びを「ふり返り」,使える力を「確かめる」

これまでの複数の単元で学んだ英語を使って発表を行います。単元末の成果物(巻末コミュニケーションカード)をふり返りながら,テーマに沿ったスピーチを作り,発表します。発表を受けて,聞き取ったりやり取りしたりする力も見取れます。

育成したい主な力(pp.34 -35の例)

評価のめやす

  • 同じテーマで学んだ複数の単元の話題や表現を組み合わせて,自分の思いをより工夫して伝えている。
  • 発達段階に応じ,次の学びにつながる深い思考力,判断力,表現力が身についている。

授業の流れ

1時間目の授業の流れ
2時間目の授業の流れ

扱い方

  • Starting OutのストーリーやLet’s Chantなどを活用して使える表現をふり返ってから活動しましょう。
  • ALTと協力してパフォーマンステストを実施することもできます。

別冊 Pictureの使い方

でスピーチ原稿を作成する際の参考となる文例が別冊pp.38-41「あなただけの表現を見つけよう(1)(2)」に載っています。伝えたい内容にあわせて文例とジャンル別の語から選んで組み合わせたりすれば,児童はスピーチ原稿を作れます。またイラストは作品を作るときの素材集として,4線上の文字は書き写すときの手本として活用できます。