若手の先生のための分かりやすい書写指導

「何を」「どのように」学ばせるのか、指導の手順が明確です

基本単元は、①見つけよう(課題発見・把握)→②確かめよう(確認)→③生かそう(応用)の3ステップで構成されていて、それぞれの学習活動が明確です。

4年P16-17
2年P26-27

単元で学習するポイントを「書写のかぎ」として明示しています。単元の重要事項をしっかり押さえて指導ができます。
1・2年生では、「書写のかぎ」の中の重要語句を強調したり選択肢にしたりしています。3年生以上は児童が書き込むようにして、発達段階に合わせて定着を図る工夫をしています。

書くことが苦手でも大丈夫!デジタルコンテンツでサポートします

書写の学習において、「書く動き」を見ることはとても大切なことです。だからといって、必ずしも教師が毛筆で書いて見せなくてはならないわけではありません。積極的に動画を活用しましょう。
教科書のDマークを使えば、書き初め教材も含めて、全ての基本単元の毛筆教材文字の運筆動画を見ることができます。大きなスクリーンに映したり、児童の手元のタブレットに映したりすることで、実演よりも分かりやすく「書く動き」を見せることができます。

3年P.22-23
教師用指導書の付属DVD-ROMには、さらに、手元のアップの動画や朱墨で書く動画なども収録されています。
墨で書く(手元のアップ)
朱墨で書く(手元のアップ)

これまでに学習してきたことがひと目で分かります

効果的な指導のためには、子供たちがこれまでにどんな学びを積み重ねてきたのかを把握しておくことが欠かせません。そんなときに役に立つ資料を二つご紹介します。

1

前学年の学習内容を簡潔にまとめた「〇年生で学習した書写のかぎ」(巻頭)

・「集めて使おう、書写のかぎ」で年間の見通しを立てるときに活用する。

2

当該学年までに学習する内容を系統立てて整理した「一~〇年生で学習する書写のかぎ」(巻末)

・振り返りに活用するだけでなく、子供たちの既習事項を確認したり、年間の見通しを立てたりするのに役立つ。