2年度「新しい地図帳」は,文字や記号が大きく見やすいという現行本(平成27年度本)の良さを継承しつつ,さらに使いやすくなるよう改善を図っています。現行本からの改善を行った点について,主なものをご紹介します。
いちばんよく使う「目次」「日本の47都道府県図」をできるだけ前(冒頭の次)に配置して,子どもたちがすぐに見つけて開くことができるようにました。(現行本ではP.7-8に配置)
南西諸島の全体図,個々の島の拡大図を一つの見開き(P.17-19)にまとめました。(現行本は沖縄島の拡大図が別ページにありました)
日本の領土と周辺の国々に関する内容を,2年度本では2ページ扱い(P.15-16)で充実させました。(現行本では1ページ扱い)
一般図について色合いを改善しました。高地の色をやや濃くして全体にメリハリのある色彩にしています。高速道路の色を変更し,識別しやすくしました。
見開きの左ページにインデックス(ツメ)を付けて,目的の地図を探しやすくしました。
「バスケットボール会場(おもなBリーグの本拠地)」の記号を新設して地図中に示しました。(p.13凡例をご参照ください)
2020年東京オリンピック,パラリンピックの会場について,東京以外の場所も地図中に示しました。(現行本では「首都東京」のページのみ)
世界遺産の記号を自然遺産と文化遺産に分けて2種類にしました。(従来は共通で1種類)
世界ジオパークの記号を変更して,はっきりと分かるようにしました。
P.13凡例より
「首都東京」の地図に「東京の23区」(P.47)と
「東京の地下(新宿三丁目駅付近)」(P.49)を追加しました。
「東北地方」の地図に「仙台市とそのまわり」(P.52)の拡大図を追加しました。
P.47
P.49
P.52
世界地図の「アフリカ」(P.61-62)「ヨーロッパ」(P.63-64)は,それぞれ2ページ扱いに拡充しました。(現行本ではそれぞれ1ページ扱い)
「オセアニア」(p.67-68)は,図法を変更して,オーストラリアやニュージーランドがゆがまないようにしました。巻末の世界全図と同じ「正距円筒図法」です。
「日本の歴史と文化・日本の世界遺産」のページ(P.79-80)に,自然遺産と世界遺産をすべて掲載しました。(現行本は文化遺産のみ)
「くらべてみよう日本と世界」では人文的要素として建物ランキング(P.82)を追加しました。
「日本の都道府県の統計」に,「おもな郷土料理・農水産物」(P.84)の項目を追加しました。
P.82
P.84