ほめ言葉のシャワーは,クラス全員が互いのよさを見つけ,ほめ合う活動です。一人が一日の主人公となり,帰りの会で,全員からほめ言葉をシャワーのように浴びます。
学級の中には,「気になる子」を批判的に見ている子も少なくありません。「気になる子」の中には,友だちとの関係づくりや関わり方が苦手で,「〇〇さんは,いつもちょっかいを出してきます」「〇〇さんは,教えようとしてもいつも嫌だと言ってきます」などと周囲に言われてしまう場合もあります。
ほめ言葉のシャワーに取り組むと,観察力が育ち,友だち一人ひとりのよい言動を見つけられるようになっていきます。教師も,「もう○○さんのいいところを見つけたかな?」などと随所で声をかけながら,観察力を育てつつ,教師自身も楽しんで取り組みます。全員が温かい言葉でほめ,ほめられる経験を重ねていくことで,友だちのよさを認め合う肯定的な雰囲気が学級に広がっていくのです。
