「こんなに笑顔で話し合えるクラスってやっぱり最高だ!」1学期,このように意識的に声をかけたのが,話し合いの場面です。話し合いの内容はもちろん大切ですが,それよりも一緒に学び合う集団としての育ちを実感できるようにしてきました。
「気になる子」は,作業のペースが遅れたり,一緒に活動できなかったりした経験から,クラスの一員としての所属感を持てずにいることがあります。そこで,教室移動や授業中の話し合いの様子などについて,あえて学級を単位として言葉をかけます。子どもたちは,自分の学級がほめられることをとても喜びます。特に,「気になる子」には,クラスの一員として同じことができたという実感を持たせたいものです。学級の伸びを実感することは,自分の伸びを実感することでもあるのです。
