その子の内側にあるよさが発揮できる場と位置付けているのが,係活動です。学級をよりよくするという目標を全員で共有した上で,それぞれが活動を創造していきます。活動を始めたころは,自分の興味関心を優先することもありますが,次第にどうやったら友だちを楽しませられるかという視点で活動を見直すようになります。個性を生かしながら友だちとの関わりを生む取組です。
私の担任する学級では,1学期間で7回,係活動の集会が開かれました。その記念すべき第1回の企画として,「歴史上人物かるた大会」が実施されました。係のメンバーは,いわゆるおとなしめの子でした。普段目立つことの少ない子も,こうしてよりよいクラスづくりに主体的に参画する姿は,クラスの一体感を感じるほほえましい時間です。
