「成長ノート」を軸として，教師と子どもの関係性をつくります。「成長ノート」とは，教師がテーマを与え，それに対して子どもが考えを書いていくノートです。教師の赤ペンは，ほめて認めて励ますために入れます。従来のような修正や訂正の赤ペンではありません。

また，話し合いのある授業形式や各活動の基本形を教え，学級の基盤づくりを繰り返していねいに行います。

　子ども中心の活動を増やします。それぞれの活動に自由度を拡大させ，同時に責任も持たせるようにします。集団として育てるのです。

　一学期は一人ひとりと教師がつながり，子ども同士をつなげて集団として高めることを中心とした二学期を経て，三学期は再び一人ひとりの成長を促します。「この一年間で，自分はどう成長したのか」といったことを自覚させるのです。何ができるようになったのかも大事ですが，自分の中の意欲や意識の変容を自覚させることの方がより重要です。

　また，「四月からの自分のあり方」についてもじっくりと考えさせたいものです。