2024年4月26日 大学誘致で県内就職率が増加=和歌山市 和歌山市の尾花正啓市長は25日の定例記者会見で、若者の流出を食い止めるために行ってきた大学の誘致により、市内大学に通う生徒の県内への就職率が10ポイント向上したと発表した。尾花市長は「少しでも若い人の流出を止めたいと、大学誘致の取り組みを進めてきたが、5年間で成果が出てきた。公共施設の初期投資がかからない場所であれば今後も大学誘致に取り組みたい」と話した。 2018年から廃校になった小学校の敷地などを活用し現在までに五つの大学を誘致。従来は市外へ出て学び就職することが多かったといい、今年度は誘致した3大学から245人が就職し、うち206人が県内だという。「特に女性の学科が多いので、女性の流出の歯止めに大きく貢献している」と述べた。