東京書籍では、小学校・中学校は全教科、高等学校では一部教科の拡大教科書を発行しています。
2008(平成20)年6月に「障害のある児童及び生徒のための教科用特定図書等の普及の促進等に関する法律」(教科書バリアフリー法)が成立しました。この法律は、教育の機会均等の趣旨にのっとり、障害のある児童・生徒が検定教科書に代えて使用する教科用特定図書等の発行の促進を図ることによって、障害その他の特性の有無にかかわらず児童・生徒が十分な教育を受けることができるようにすることを目的としています。
この法律によって教科書発行者は、発行する検定教科書について障害その他の特性に対する適切な配慮をするよう努めることが求められました。東京書籍では、2009(平成21)年度より拡大教科書の発行を始めました。
拡大教科書は、本文の文字や図表などを大きくするとともに、読みやすい書体(UD新丸ゴシック体など)を使用しています。また、本文に対応するように図表や写真などを配置し直したりして、見分けをしやすくしています。その結果、ページ数が増え、1 冊の教科書が数冊の分冊になることもあります。なお、高等学校の拡大教科書には、元の教科書の紙面を単純に拡大した「単純拡大版」もあります。
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