2024年4月24日 未就園児の見守りで支援員派遣=大阪府摂津市 大阪府摂津市は、保育所などに通っていない3歳以上の子どもがいる家庭を対象に、社会福祉士などの資格を持った「子育てアウトリーチャー(訪問支援員)」を派遣する事業を始める。2024年度当初予算に約500万円を計上。見守りを通じて必要な支援につなげる狙いがある。 社会福祉士らソーシャルワーカーの資格保有者1人を職員として雇用。地域のボランティア数人と共に見守りに当たる。乳幼児健診などが終わり、公的機関との関わりが希薄になりやすい3歳以上の子どもがいる家庭を対象とした。必要な場合は、定期的な家庭訪問も行い、絵本などの物品や食料を提供する。 21年8月、3歳児が虐待死した事案が市内で発生。22年度から「幼保ソーシャルワーカー」を設置し、市内の保育所や幼稚園を定期的に巡回していた。今回、保育所などに通っていない子どもについても対応を強化する。