第6回 東書フォトコンテスト結果発表

東書フォトコンテスト賞

東書フォトコンテスト賞写真

 太平洋戦争で多くの犠牲者を出したサイパン島の海中に沈んだ旧日本海軍機と海中に建てられた慰霊碑を撮影した意欲的な作品である。

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経済・産業部門賞

経済・産業部門賞

 らっきょう栽培は鳥取砂丘の風物詩である。本作品は真夏の炎天下での植え付けの作業を中心に撮影したものだが,日本海を奥に控えた広い畑に1球ずつ手植えしている光景を見事に撮っている。

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社会部門 奨励賞

社会部門 奨励賞

 朝の通勤時間,それぞれ忙しくバイクで動く姿から,足として使用のバイクが人間の身体の一部に成り,台北の今の姿として表現されている。

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社会部門の講評

・昨年より撮りためた作品からの応募が多かった。
・技術面ではほとんどの作品がすばらしく申し分ないが,もっと内容で勝負してほしい。撮影者の心の中にあるもの,意図した主題・視点が,やや明確でない作品が多かった。
・見た目がきれいであること以上に,社会部門では,社会現象へのフォーカスのあて方や切り口を重視してほしい。

理科部門賞

理科部門賞

 ペリットの吐き出しという,まれな機会に出会い,近距離からモズを刺激せずに,冷静にシャッターを切っています。

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観察・実験部門賞

観察・実験部門賞

 セミの羽化は身近に観察できる良い題材である。脱皮は外胚葉の外骨格からできている部分は全て脱ぐから,前腸,直腸,触角,翅,足,口器,気管などは,どのように脱皮するかが着眼点となろう。

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生物・生態部門賞

生物・生態部門賞

 私たちが,いつも見かけるホタテガイは,生きてはいても,水の中で生活している本来の姿を示していません。この写真は水の中でのホタテガイの生態を,とてもよく表しています。

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地学部門賞

地学部門賞

 富士山の数ある特徴のひとつとして独立峰特有の気象現象を長時間にわたってとらえました。山頂にかかるかさ雲と風下にできたつるし雲の変化がよくわかります。

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理科部門 奨励賞

理科部門 奨励賞

 植物の自然雑種は,グループによって雑種ができやすいものと,できにくいものがあります。スミレの仲間では様々な雑種が知られており,2種類が混じって生えている所でよく捜すと見つかることがあります。

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理科部門の講評

・題材を選ぶ際に,希少価値のあるものにするか,ありふれたものを掘り下げるのか,難しいところですが,視点をよく定めてほしいところです。
・連続写真の場合も,ポイント,焦点を絞って,わかりやすく編集・構成すること。
・ネット上のブログなどにも,よい写真があるので,参考にしてほしい。
・何を見せたいのか,明確にして,撮影,編集を,もう少し詰めてほしい作品が,目立ちました。
・撮影技術は申し分ないが,解説文をもう少し充実してほしい作品がたくさんありました。それをうまく用いると,作者の意図が,よりわかりやすくなります。

児童・生徒 最優秀賞

児童・生徒 最優秀賞写真

沖縄ならでの植物と動物の出会いの瞬間を切り取った意義のある写真です。姿もかわいく,チャンスを逃さなかったのは写真の基本です。

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児童・生徒 優秀賞

児童・生徒 優秀賞写真
  • シマヘビ
  • 横浜市立緑園東小学校 松下佳祐

身近に見られる対象ですが,躍動感あふれる構図で,鮮明かつ巧みに撮影されています。

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児童・生徒 優秀賞写真

ストロボを上手に活用して,決定的な瞬間の撮影に成功しています。美しいユニークな映像に仕上がっています。

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児童・生徒 優秀賞写真

石灰岩台地が川によって浸食されてできた天然橋を絶好のポジションから撮影しています。岩肌の紋様と木々の緑がきれいに対比されています。

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児童・生徒 奨励賞

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  • 地元の空
  • 都立八王子北高等学校 仙波厚史
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  • 水害
  • 盛岡市立見前中学校 澤口友映
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児童・生徒部門の講評

・児童生徒部門のレベルが撮影技術を中心にとても向上した。
・被写体はよくわかるようになったが,訴える視点や主題が不明確なものも多い。
・写真枚数を多いままにするのではなく,自分で,ストリーを作り,構成を絞り纏めることが大切。
・キャプション,説明解説分も工夫してほしい。

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審査員紹介

谷川 彰英
谷川 彰英(たにかわ・あきひで)
1945年長野県生まれ。筑波大学教授,理事・副学長を経て,現在筑波大学名誉教授,作家。東京書籍の小学校生活,社会科教科書の編集代表を歴任。東京教育研究所所長。主な著書に,『信州地名の由来を歩く』に代表される「地名の由来を歩く」シリーズ(ベスト新書)の他,『地名に隠された「東京津波」』(講談社)など多数。
加藤 勝彦
加藤 勝彦(かとう・かつひこ)
1946年埼玉県生まれ。写真家。日本広告写真家協会会員。東京書籍の生活科,社会科等の教科書の写真撮影を 多数担当。日本広告写真家協会会員賞,インターナショナルフォトエキジビションミラノ,同バルセロナ入選等受賞。写真集「Cruising in the Breeze」はBritish motor industry Heritage Trustに永久保存。アイビジョン代表取締役。ヨーロッパ・アジア各地動画作品取材発表。
田中 肇
田中 肇
長年にわたってアマチュア研究者として,花と昆虫との関係を探る花生態学に取り組んできた。その研究業績が評価され,1999年10月に第1回日本花粉学会学術賞を,2004年4月には第34回吉川英治文化賞を受賞。『昆虫の集まる花ハンドブック(文一総合出版)』,『花と昆虫がつくる自然』(保育社),『帰化植物の自然史(北海道大学出版会,分担執筆)』など,著書多数。
邑田 仁
邑田 仁
東京大学大学院理学系研究科教授,同附属植物園(通称:小石川植物園)園長。植物分類学を専門とし,主にアジア地域の植物多様性や維管束植物の構造について研究している。アジアの熱帯・亜熱帯地域や小笠原諸島など各地で現地調査を行い,標本や生植物を収集して,遺伝子解析と形態比較による植物の系統分類を行う。また,植物園を活用し,植物の多様性の保全を進めている。
高家 博成
高家 博成
元多摩動物公園昆虫飼育係長,元東洋大学非常勤講師,元和泉短期大学非常勤講師。農学博士。昆虫形態学の研究に携わり,多摩動物公園昆虫館の飼育員として教育活動にも精力的に取り組んできた。『ふしぎ・びっくり!?こども図鑑 むし』(学習研究社)や『写真で見る世界のクワガタ&カブトムシ大図鑑』(PHP研究所)『ころちゃんはだんごむし』(童心社)など,昆虫図鑑や写真集・絵本・紙芝居などの著作・監修多数。
加藤 明良
加藤 明良
さいたま市立慈恩寺中学校・校長。自然観察写真撮影を取入れた理科教育の実践に取組んでいる。

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