4月に比べて成長したことを箇条書きでノートに書かせます。その下に，「読書量が増えた→特に○○くん」のように，「特に誰が」と名前を書かせます。

　何となく「成長したなあ」と感じていても，言葉だけが先走っている場合があります。そこで，「○○くんが」という固有名詞を出してイメージを付け加えることにより，成長をより具体的な事実として捉えることになるのです。

　そして，お互いに成長ノートを読み合い，「○○くんは彼のことをこう思っているんだ」というように，考えを共有します。一人ひとり発表させることもよいと思います。名前が挙がることは嬉しいことです。また，名前を言ってあげることも素晴らしいことです。お互いに，成長したことを認め合ったり，ほめ合ったりする中で，自分を見つめ直すことができます。