第2回 東書フォトコンテスト結果発表

東書フォトコンテスト賞

東書フォトコンテスト賞写真

 飛行中の蜜蜂が減速する瞬間をとらえてみました。羽を曲げ(ねじり)ながら,同時に対象物に頭を向け,身体だけをねじ曲げています。目にもとまらぬ速さですが,複数の単体写真で確認しています。曲げの方向は左右いずれにもあります。

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社会科部門賞

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日本古来の田園風景。 輝く水田に防風林の木立が点在する農村を描写しました。 盆地にあること,近年の農村事情,街とのかかわりなどが分かるような写真を撮りたいと思っています。

自然科学部門賞

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 シジュウカラは,イラガの繭を好んで食べるようです。幼虫には毒があるのですが繭の中の蛹は平気なのでしょう。食べ物が減る冬には,格好のごちそうのようです。

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社会部門 奨励賞

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  • 出会い
  • さいたま市立柏陽中学校 笠原 昭男
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《社会部門奨励賞 全体についての講評》

(今回,社会は1点の受賞だったので,この作品についての講評となります。)  足尾でのカモシカとの出会いによる感動の時を感じる。 次のシャッターチャンスがあるならば周辺の情景がよりよく分かるよう背景にフォーカスを合わせ,カモシカの後ろ姿の,ソフトフォーカスの写真が撮れると良いです。

自然科学部門 奨励賞

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《自然科学部門奨励賞 全体についての講評》

 今回のコンテスト,自然科学部門は全体的にレベルが高くなり,最優秀賞から奨励賞までほとんど差がつけにくいほどの力作ぞろいだった。
 また,入賞しなかった作品の中にも多数の優れたものがあった。
何かに出会い,そこに意味を発見し,その意味を見て分かるように写す(表現する)という3拍子がそろって初めてよい作品となることを自覚して,今後,ますますよい写真を撮り続けていただきたい。

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児童・生徒 最優秀賞

児童・生徒 最優秀賞写真

 磯場に行き,「サザエだ」と思って見たら,サザエのカラをかぶったヤドカリでした。おもしろかったから撮ってみました。明日まで残しておきたかったから,あみに入れておいたら,次の日逃げられちゃいました。

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児童・生徒 優秀賞

児童・生徒 優秀賞写真

 おとうさんとかわにあそびにいったらみつけました。このトビケラのようちゅうは,あみですをつくって,ひっかかったらちいさないきものをたべるんだそうです。

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児童・生徒 優秀賞写真

(写真1) フクラスズメの幼虫が,食草であるクサコアカソについているのを見つけました。この幼虫は,敵が近づくと体を猛烈に振って相手をびっくりさせます。
(写真2) これが体を振っているときです。シャッター速度は1/30秒なのですが,その激しい振れに動体ブレを起こしています。

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児童・生徒 優秀賞写真

  夏休みに私の身近な植物からヨーグルトをつくる研究をしました。

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児童・生徒 奨励賞

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  • 波打ち際
  • 東京都北区立明桜中学校 鈴木 彩花
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総評

<社会科>
テーマ設定をしっかりと

今回,社会科では全体として「旅行で撮った写真にテーマをつけた物」といった印象の写真が多くありました。 旅の思い出の写真からきれいな物を探して応募するのではなく,順序は逆であってほしいと思います。 社会科の写真として,自分は何が伝えたいのかが薄くなってしまいます。 何を撮るか,写真を撮る前にじっくり考えることで,もう写真の98パーセントは完成しているといっても過言ではありません。問題意識を持って,作品に取り組んでみてください。

社会科フォトコンテスト アドバイス
*「人が写っていない写真」を撮ろうとしがちですが,人が写っているほうが,その風景に動きが生まれます(すべてではありませんが)。また,人が写っていても,物や風景の一部になってしまっていては効果がありません。 人物がどのような働きをしているのか。そのあたりにも注意を向けてみてはいかがでしょう。

<自然科学>
タイミングを予想して撮る

常に,よい写真を撮りたいという欲を持っていることが大切です。 いつ撮り時が来るか,タイミングを見つけて,そこでシャッターを切れるといい。これから,このシーンがおもしろくなる(例えば,花の近くに虫がいて,これから花にとまりそうなので,花の方にカメラを向けて時機を待つ,といった具合に)というものを見つけるといいですね。失敗することも多いですが。

自然科学フォトコンテスト アドバイス
* 自然を撮るときには,興味のあることについて自分の中でテーマをもっていると,いい写真が撮れます。常に興味を持っていることが大切です。 理科も,後付けではなく,何を撮りたいのかがないといけません。いつもテーマを持って活動していれば,仮に,「偶然にもその瞬間」がきたとしても,撮りたい瞬間をうまくとらえることができるようになるはずです。

審査員紹介

益田 宗
益田 宗(ますだ・たかし)
1932年東京都生まれ。東京大学名誉教授。元東京大学史料編纂所所長。国立歴史民俗博物館名誉教授。日本文化史専攻。「大日本古記録」等の編纂に携わる。また,東京書籍の小学校社会科,高校日本史教科書の編集委員を長年務めたほか,「小学社会科学習事典」(文英堂)等も編集。
谷川 彰英
谷川 彰英(たにかわ・あきひで)
1945年長野県生まれ。ノンフィクション作家。元筑波大学理事(附属学校教育局教育長),大学院教授。教育学専攻。東京書籍の小学校生活科,社会科教科書の編集委員。「社会科理論の批判と創造」(明治図書),「柳田國男 教育論の発生と継承」(三一書房),「地名の魅力」(白水社),「京都 地名の由来を歩く」「東京・江戸 地名の由来を歩く」(ともにKKベストセラーズ)「大阪『駅名』の謎」(祥伝社黄金文庫)等著書多数。
加藤 勝彦
加藤 勝彦(かとう・かつひこ)
1946年埼玉県生まれ。写真家。日本広告写真家協会会員。東京書籍の生活科,社会科等の教科書の写真撮影を多数担当。日本広告写真家協会会員賞,インターナショナルフォトエキジビションミラノ,同バルセロナ入選等受賞。写真集「Cruising in the Breeze」はBritish motor industry Heritage Trustに永久保存。
田中 肇
田中 肇
長年にわたってアマチュア研究者として,花と昆虫との関係を探る花生態学に取り組んできた。その研究業績が評価され,1999年10月に第1回日本花粉学会学術賞を,2004年4月には第34回吉川英治文化賞を受賞。『昆虫の集まる花ハンドブック(文一総合出版)』『花の顔』(山と渓谷社),『花と昆虫がつくる自然』(保育社)など,著書多数。
邑田 仁
邑田 仁
東京大学大学院理学系研究科教授,同附属植物園(通称:小石川植物園)園長。植物分類学を専門とし,主にアジア地域の植物多様性や維管束植物の構造について研究している。アジアの熱帯・亜熱帯地域や小笠原諸島など各地で現地調査を行い,標本や生植物を収集して,遺伝子解析と形態比較による植物の系統分類を行う。また,植物園を活用し,植物の多様性の保全を進めている。
高家 博成
高家 博成
元多摩動物公園昆虫飼育係長,東洋大学非常勤講師。農学博士。昆虫形態学の研究に携わり,多摩動物公園昆虫館の飼育員として教育活動にも精力的に取り組んできた。『ふしぎ・びっくり!?こども図鑑 むし』(学習研究社)や『写真で見る世界のクワガタ&カブトムシ大図鑑』(PHP研究所)『ころちゃんはだんごむし』(童心社)など,昆虫図鑑や写真集・絵本・紙芝居などの著作・監修多数。

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