第2回 東書フォトコンテスト 自然科学部門賞

自然科学部門賞

東書フォトコンテスト自然科学部門賞写真
  • イラガの繭を食す
  • 秋田県大仙市立神宮寺小学校 田口 瑞穂
  • 撮影年月日 2007年12月9日
  • 撮影場所 秋田県美郷町

応募者解説

シジュウカラは,イラガの繭を好んで食べるようです。幼虫には毒があるのですが繭の中の蛹は平気なのでしょう。食べ物が減る冬には,格好のご馳走のようです。アクロバチックな姿で,巧みにつついて食べています

講評

小さくて動きのすばしこいシジュウカラが,これまた小さなイラガの繭を見つけてつつき,前蛹状態の虫を食べているシーンがみごとに撮影されています。
イラガは幼虫時代に持っているするどい棘に刺されると,とても痛いものですが,冬越しの繭をつくり前蛹になると,触れても痛くありません。
 シジュウカラはそのことをよく知っているみたいですね。冬の間は餌がなくなる時期ですが,やっと見つけた餌に一生懸命な様子がよく分かるみごとな作品です。

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