教科書・シラバスのご紹介

書道書道

検討の観点と内容の特色

書道I

教番
2東書 書I305
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項目 観点

内容の選択・程度
  • ＊学習指導要領の教科の目標を達成するため必要な教材が適切に用意されているか。
  • ＊基礎的・基本的事項の理解や習得のため適切な配慮がなされているか。
内容の特色 を見る
  • ○教材，資料，学習活動全般に，書を愛好する心情を育て，感性を豊かにするための工夫が施されている。基本教材のほかに，豊富に例示された近現代の創作作品や，カラー図版を多用した書道史略年表などにより，生徒は自ずと書表現への親しみと意欲を増すことができる。また，「漢字の書」の臨書・鑑賞の資料として「人物」の解説を設け，重要語句には巻末資料「書道用語200」の参照ページを示している。これらを読むことで，古典教材としての書への興味・関心を喚起し，書の伝統と文化への理解を深めることができる。
  • ○「漢字の書」「仮名の書」には，「臨書・鑑賞の要点」「自己評価の要点」，骨書き，釈文，読み下し文，大意，和歌の意味，硬筆による字形と筆順の提示，連綿線の色分けなど，学習の手がかりが豊富に用意されている。これらを活用することで，生徒が進んで学習に取り組み，基礎的・基本的事項を，さまざまな角度から身につけられるように配慮されている。
項目 観点

組織・配列・分量
  • ＊内容の組織・配列は，学習指導を有効に進められるように考慮されているか。
  • ＊分量は学習指導を有効に進められるように考慮され，精選されているか。
  • ＊中高の接続に対する配慮がなされているか。
  • ＊弾力的な取り扱いに対する配慮がなされているか。
内容の特色 を見る
  • ○「書写から書道へ」として中学校書写の確認から始まり，「漢字の書」「仮名の書」を経て「漢字仮名交じりの書」に至ることで，それぞれの分野を関連させながら学習指導を進められる構成になっている。また，それぞれの分野が適切な系統で組織・配列され，表現と鑑賞の学習が相互に関連を図りながら実現できるようになっている。
  • ○各分野ともに，書道Ⅰの学習に必要な基本教材が，分量も内容も適切に選定されている。
  • ○冒頭に「書写の確認」という教材を設けることで，中学校書写で学習したことを復習してから高校書道の内容に入れるように配慮している。内容が具体的なので，中学校書写の学習内容が一目瞭然である。
  • ○「漢字の書」や「仮名の書」では，基本教材に加えて「チャレンジ」教材が用意されている。これを活用することで，実態に応じて，適宜，教材を選択・補充することができる。
項目 観点

表記・表現及び指導に対する工夫や配慮
  • ＊学習意欲を高めるための配慮がなされているか。
  • ＊用語・記号の取り上げ方や記述のしかたは適切か。
  • ＊生徒の自学自習への配慮や工夫がなされているか。
  • ＊指導書や周辺教材での工夫や配慮がなされているか。
内容の特色 を見る
  • ○判型を生かして写真や図版を大きく鮮明に見せたり，漫画のキャラクターを登場させたりするなど，学習意欲を高める工夫が随所に施されている。
  • ○用語や記号の使い方，および記述のしかたは適切である。巻末には，8 ページにわたって，「書道用語」を五十音順に200 語並べて解説した資料を用意し，学習の際の手がかりとしている。
  • ○「臨書・鑑賞の要点」から「自己評価の要点」までの学習の流れが明示され，「字形と筆順」や「人物」などの資料も豊富なので，生徒が自学自習するのに適している。
  • ○指導書に付属するD マイスター 指導用DVD-ROM には，指導の際に活用できる映像などが豊富に収載されている。また，ワークシートも付属しており，生徒の知識・理解の定着度を確認するのに有効である。
項目 観点

印刷・造本上の配慮
  • ＊印刷の鮮明さ，活字の大きさ，行間，製本などは適切か。
  • ＊環境保全や生徒の多様な特性に配慮がなされているか。
内容の特色 を見る
  • ○活字は鮮明で美しく落ち着いた印象を与える。教科書がＡ４判という大きなサイズなので，写真・図版も大きく鮮明である。製本も堅牢である。
  • ○再生紙や植物油インキを使用するなど，環境に配慮している。また，カラーバリアフリーを含むユニバーサルデザインにも配慮している。
項目 観点

総合所見
  • ＊上記観点から見た，全体的・総合的な当教科書の特徴
内容の特色 を見る
  • ○ 選択・補充ができる基本教材の充実，多様な学習の手がかり，ゆったりとした明るい紙面などにより，より多くの生徒の学習意欲を引き出し，学習を効果的に進めることができる。

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