教科書・シラバスのご紹介

数学新数学シリーズ

検討の観点と内容の特色

新数学B

教番
2東書 数B 318
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項目 観点

内容の選択・程度

  • *学習指導要領の教科の目標を達成するため必要な教材が適切に用意されているか。
  • *基礎的・基本的事項の理解や習得のため適切な配慮がなされているか。
  • *発展的な学習内容の取り扱いに対する適切な配慮がなされているか。
  • ○基礎的・基本的な事項を過不足なく取り上げ,例・例題を参考にすれば問題が解ける,問題を解くことによって数学的な思考力・表現力が育成されるなど,学習者の意欲を喚起するように編集が工夫されている。
  • ○各項の冒頭に「ねらい」,例の前には何のための問題なのかを明記する一文を設け,目的意識をもって学習に取り組めるように配慮されている。
  • ○各ページ右段に,その問題を解くために必要な公式,知識,注意すべき内容を取り上げた「側注」を設け,基礎的・基本的な知識や技能が確実に定着するように工夫されている。
  • ○ページの右段には,適宜「ここに注意!」で正答と典型的な誤りを併記してその解説を記述し,注意を喚起して正しい理解に至るように工夫されている。
  • ○「1章 数列」では,数列や等差数列について,宅配便の料金やタクシーの料金などの身近にある例をもとにして理解するようにした。(p.6,8) 等差数列の和の求め方については,初項と末項と項数から求める形を主とし,初項,公差,項数から和を求める公式は,簡単な例と問を扱うにとどめた。(p.11~13) 階差数列については,簡単な例を複数紹介することで,理解しやすくなるようにした。(p.26) Σ記号を苦手とする生徒が多いことに対応し,階差数列から一般項を求める公式は,囲みではΣ記号を用いない形で示し,Σ記号を用いた形の公式については,参考として囲みの外に示しました。(p.27) フィボナッチ数列について,階段の上がり方という具体的な事象を話題としてコラムで紹介した。さらに,マツカサの表面に見えるらせん形にも見いだされることを,巻末で紹介した。(p.33,後見返し)
  • ○「2章 ベクトル」では,ベクトルや位置ベクトルの導入部分で,地図を題材にして具体的なイメージからそれぞれの概念をとらえられるようにしました。(p.40,62) 位置ベクトルを利用して図形の性質を証明する例として,中学校3年でよく扱われるために比較的理解しやすい中点連結定理の証明を取り上げました。(p.65) 空間座標とベクトルでは,空間のベクトルを空間の座標より先に紹介することで,平面上のベクトルとのつながりをよくしました。また,空間座標を紹介した直後に空間のベクトルの成分表示を扱い,空間座標と空間のベクトルを関連づけて考えられるようにしました。(p.67~70)
  • ○「3章 確率分布と統計的な推測」では,1節「確率分布」の1項「確率の基本性質」で,確率分布の学習の準備として,数学Aで学んだ確率に関する主な学習事項を振り返ることができるようにしました。(p.80~81) 確率分布の平均,分散,標準偏差については,それらの定義と,分散を求める公式 を扱う程度にとどめ,生徒が取り組みやすくなるようにしました。(p.86~89) 各学校の教育課程はさまざまで,数学Ⅱと数学Bの指導を関連させられない場合も多いと考えられます。そのため,確率密度関数や正規分布については,微分・積分等に関する知識がなくても理解できるようにしました。
項目 観点

組織・配列・分量

  • *内容の組織・配列は,学習指導を有効に進められるように考慮されているか。
  • *分量は学習指導を有効に進められるように考慮され,精選されているか。
  • *数学Ⅰとの接続に対する配慮がなされているか。
  • *弾力的な取り扱いに対する配慮がなされているか。
  • ○学習指導要領に示された「内容」と「内容の取扱い」に準拠していて,生徒の実態に即した必要かつ十分な内容が適切に組織・配列されている。
  • ○導入は数学的活動を取り入れた具体例から入り一般化されており,数学学習の意義や有用性を重視した構成になっている。また,学習のねらいが明確に示されている。
  • ○巻末には,関連するこれまでに学んだ重要事項がまとめられている。
  • ○各節や項の導入で中学校の復習を取り上げるなど,中学校までの学習が未消化な生徒に配慮されている。
項目 観点

表記・表現及び指導に対する工夫や配慮

  • *学習意欲を高めるための配慮がなされているか。
  • *用語・記号の取り上げ方や記述のしかたは適切か。
  • *生徒の自学自習への配慮や工夫がなされているか。
  • *指導書や周辺教材での工夫や配慮がなされているか。
  • ○大判(B5判)でかつ見開き2ページ構成と,見やすく,学習しやすいように編集されている。
  • ○全編を通して本文の理解を助けるように,図,イラスト,写真が多用されている。
  • ◯本文は,文節の区切りで改行されており,文章が読み取りやすくなっている。
  • ○色を適切に使い,視覚的に内容理解をサポートするように配慮されている。
  • 〇用語・記号は統一されており,記述の仕方も適切である。
  • ○本文の問の側注には,必要に応じて節末の「復習問題」などにある類題へのリンクが示されていて,自学自習や生徒一人ひとりの実態に応じた問題練習ができるように配慮されている。
  • ○各節末の「復習問題」では,問題の右横に関連する内容の本文ページと例や例題の番号を明記し,解けなかったときには本文にフィードバックできるように配慮されている。
  • ○各章末の「章のまとめ」では,学習した重要事項が確認できるようになっている。
  • ○巻末解答には,本書内で扱われているすべての問題に対する解答が掲載されており,自学自習できるよう配慮が行き届いている。
  • ○教科書を支援する指導書や周辺教材などが充実しており,指導しやすい教科書である。
項目 観点

印刷・造本上の配慮

  • *印刷の鮮明さ,活字の大きさ,行間,製本などは適切か。
  • *環境保全や生徒の多様な特性に配慮がなされているか。
  • ○活字は鮮明で読みやすく,写真,イラストなども鮮明で効果的である。
  • ○製本は堅牢で,開きやすい様式である。
  • ○図やグラフの色使いなど,色覚特性への配慮を含むユニバーサルデザインとなっており,全ページにわたって配色を工夫するなど,だれもが見やすい紙面になっている。
  • ○本文の用紙には再生紙と植物油インキを使用し,地球環境や資源に及ぼす影響も考慮されている。
項目 観点

総合所見

  • *上記観点から見た,全体的・総合的な当教科書の特徴
  • ○必要事項をコンパクトにまとめ,大判(B5判)のメリットを効果的に活用した紙面構成,例・例題を参考にすれば問題が解けるようにした構成上の工夫など,全体を通して問題が解けることで数学の楽しさが体感できるように編集された教科書である。

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