教科書・シラバスのご紹介

国語国語総合（現代文編・古典編）

検討の観点と内容の特色

国語総合（現代文編・古典編）

教番
2東書 国総334・335
Word
項目 観点

内容の選択・程度
  • ＊学習指導要領の教科の目標を達成するために必要な教材が適切に用意されているか。
  • ＊基礎的・基本的事項の理解や習得のために適切な配慮がなされているか。
内容の特色 を見る
  • ○「総合的な国語力」が育成できるように，教材は厳選され，バランスよく配列されている。現代文編は，評論・小説を中心に，随想・詩歌の学習がバランスよく組み込まれており，また，古典編では古文・漢文の教材がバランスよく配置され，主要ジャンルの重点学習が徹底できるように配慮されている。
  • ○評論では，人間・社会・言語などさまざまな分野の質の高い教材が採録されており，論理的思考力を培うことができる。小説では，豊かな心情や感性が身につけられる定評教材が数多く採録されている。古文は各時代の代表的な教材，漢文は故事・寓話・詩文・史話・思想などから基本教材が選ばれている。
  • ○現代文編の中に「言語活動編」が設けられており，「話す・聞く」「書く」「読む」の指導を行うための教材が適切に用意されている。
  • ○手引きには，教材を的確に理解するための設問が吟味されて，示されている。
項目 観点

組織・配列・分量
  • ＊内容の組織・配列は，学習指導を有効に進められるように考慮されているか。
  • ＊分量は学習指導を有効に進められるように考慮され，精選されているか。
  • ＊中高の接続に対する配慮がなされているか。
  • ＊弾力的な取り扱いに対する配慮がなされているか。
内容の特色 を見る
  • ○現代文編，古典編の２分冊構成であり，現場の多様な指導実態に対応し，指導しやすく扱いやすい。教材の配列は，生徒の発達段階を考慮したものとなっており，更に選択科目への移行もスムーズに行えるように配慮されている。
  • ○古典文法，漢文句法を学習するコラム（「古文学習のしるべ」など）は教科書の用例をもとに解説されており，附録の「古文重要語句索引」「漢文句法・重要語のまとめ」は，脚注欄の重要古語，重要句法との関連もつけられていて，指導しやすい。
  • ○教材のバランス・分量は，総合的な国語力の育成の面から見て適切である。
  • ○現代文編の手引きや，古文編・漢文編の入門単元は，中学校での学習にも配慮されており，高校の学習へスムーズに移行することができる。
  • ○現代文編の附録教材，古文編の附録資料や最終単元，漢文編の参考教材など，生徒が学習を深めるための配慮がなされている。
項目 観点

表記・表現及び指導に対する工夫や配慮
  • ＊学習意欲を高めるための配慮がなされているか。
  • ＊用語・記号の取り上げ方や記述の仕方は適切か。
  • ＊生徒の自学自習への配慮や工夫がなされているか。
  • ＊指導書や周辺教材での工夫や配慮がなされているか。
内容の特色 を見る
  • ○現代文編は，定評教材を軸に，現代の作者や筆者の教材も積極的に採録されており，学習意欲が高まるように配慮されている。また，コラム「思考への扉」「文学への扉」は，教材の内容を深め，広げることができるようになっており，併設されている読書案内は，読書への興味を持たせることにも効果的である。
  • ○古文編・漢文編には，学習内容と関連づけて古典への理解を深めるコラム「古文の窓」「漢文の窓」などが豊富に配置されている。また，資料性の高い写真・図版が適切に掲載されている。特に巻末附録の「古典参考図録」は資料性が高く，生徒の古典学習に対する意欲が高められるように工夫されている。
  • ○用語・記号は統一されており，記述の仕方も適切である。
  • ○現代文編の巻末には「近代文学史キーワード」「評論文キーワード」「評論読解へのアプローチ」などの附録が用意されており，生徒の自学自習に役立つ。
  • ○教科書を支援する指導書や周辺教材などが充実しており，指導しやすく学習しやすい教科書である。
項目 観点

印刷・造本上の配慮
  • ＊印刷の鮮明さ，活字の大きさ，行間，製本などは適切か。
  • ＊環境保全や生徒の多様な特性に配慮がなされているか。
内容の特色 を見る
  • ○活字は鮮明で美しく，文字の大きさ，行間も適切で読みやすい。写真，挿し絵も鮮明で効果的である。製本は堅牢である。
  • ○図の色使いなどは，色覚特性への配慮を含むユニバーサルデザインとなっており，全ページにわたって配色が工夫されており，見やすい紙面になっている。
  • ○本文の用紙には再生紙と植物油インキが使用されており，地球環境や資源に及ぼす影響も考慮されている。
項目 観点

総合所見
  • ＊上記観点から見た，全体的・総合的な当教科書の特徴
内容の特色 を見る
  • ○現代文編，古典編とも，質的に優れた教材が選択されており，分量も妥当である。また，教材の配列にも，きめ細かな配慮がなされており，総合的な国語力育成に適した教科書である。

ページトップへ