7鉄はリサイクルのチャンピオン!
100%リサイクルできる鉄
りん
理科の磁石の実験で試したことがある!
パピー
鉄スクラップをとかして不純物を取りのぞくことで、何度でも同じ品質の鉄をつくることができる。だから自動車や橋などの素材として、いつまでもわたしたちのくらしや産業を支えることができるんだ。何度でも、何にでも生まれ変わり続けるから、「リサイクルのチャンピオン」とも呼ばれているよ。
みなと
いつも食べているクッキーの缶も、リサイクルされてバスに使われる鉄になるかも。その次は未来をひらくロボットに変身しちゃうかもしれないね。
パピー
一年間でリサイクルされる鉄の量は東京タワー(4,000トン)の約10,000基分。ちなみに製鉄所では、使用ずみのプラスチックも同じようにリサイクルして、鉄の原料の一部などとして使っているよ。
りん
まさにリサイクルのチャンピオンだね。
ライフサイクルで見ると、鉄は地球環境にやさしい素材
パピー
ところでライフサイクルアセスメント(LCA)という言葉を聞いたことはあるかな。
みなと
う~ん。聞いたことはないです。
パピー
素材をつくり、使われ、リサイクルするまでの一生(ライフサイクル)全体でとらえる考え方のことなんだ。石油などのエネルギーを使うと、地球温暖化の原因といわれる二酸化炭素が排出される。例えば、自動車は軽いほうが少ない燃料で走ることができるので、鉄以外の軽い素材が注目されがちだよね。でも、本当に環境への影響を考えた場合はどうだろう。素材をつくる、使う、リサイクルするというLCAという考え方においては、鉄は他の素材と比べて使うエネルギーが少なく、環境にやさしい素材と言えるんだ。
りん
なるほど。ライフサイクル全体で考えることが必要なんですね。
考えよう!
下の表は鉄のライフサイクル全体で消費されるエネルギーに関する表だよ。気づくことはあるかな。
Tokyo Visionary Room/shutterstock.com,Jose de Jesus Churion Del/shutterstock.com




日本の鉄は環境にやさしい、という話をしてきたけれど、ここでは鉄そのものに注目してみよう。ほかの金属やプラスチックなどすべての素材の中で、鉄はいちばん多くリサイクルされているんだ。その割合はほぼ100%。鉄は磁石に付くので回収しやすく、リサイクルにとても適しているんだ。