指導書『DVD-ROM編Disc 2に収載!

NEW HORIZON編集委員の先生方のご協力のもと,実際にストーリー・スライドを用いた授業が行われている様子の動画や,活動案・授業展開例が示された資料を公開しております。
「ぜひうちのクラスの授業風景もこのサイトで紹介してほしい!」と思い立った先生方は,
「リンク・投稿フォーム」より編集部にご一報ください!

Case. 01: リテリング

湖南市立甲西北中学校
山口朋久先生
対象Unit: 3年 Unit 1

3年Unit1の内容について,生徒たちが1分間リテリングを行った活動です。ストーリー・スライドは,発表の際に用いる補助教材として,印刷したものが各生徒に配布されていました。
内容理解はもちろん,「スライドは効果的に使えているか?」「暗記でなく,自分の言葉で質問をしたり感想を述べられているか?」(短いメモのみ用意可)といった観点を用意することで,思判表や主体的な態度の評価も効果的に行える活動になるそうです。
また,生徒はあらかじめ「相手に伝わりやすいようにどう工夫するか」を意識し,発表後は各々自己評価を行っていました。「スライドを見ながら/見せながらだったので,自分でも話していることを理解しながら発表できた」「先生の反応を見ながら堂々とできた」のようなポジティブなコメントもあれば,「使わないスライドは切り取ればよかった(気になるから)」など,先生や編集部もなるほど…となるような振り返りも。
動画では,”very good”や”around the world”などの表現に合わせてジェスチャーを使ったり,話題にあわせて質問を加えたりするなどの,「伝える」工夫が満載の発表をご覧いただけます。コミュニケーションを楽しんでいる生徒のみなさんの様子から,とても充実した活動だったのが伝わってきますね!

Case. 02: Loudspeaker
(シャドーイング+ディクテーション)

茨城県立土浦第一高等学校附属中学校
山口健作先生
対象Unit: 1年 Unit 10 Story ②

各Unitで,本文を本格的に導入する前に行っている活動「Loudspeaker」をご紹介いただきました。
まず生徒たちはQRコードの音声などを活用し,本文や単語を家庭で予習してきます。授業では,本文の音声を聞いてシャドーイングを行う生徒と,発された単語や文をメモする生徒でペアを組みます。全体での本文の内容理解はまだ行っていないので,単純に音声を真似するだけでなく「意味を理解しながら」の活動とするため,補助として音声の再生中にストーリー・スライドを見てもよいこととします。
未知語も多い中でシャドーイングとディクテーションを同時に行うのは一見難しい活動のように見えますが,音声を聞きながら…ストーリー・スライドを見ながら…といったマルチタスクを見事にこなしていく様子を,動画でご覧いただけます。
途中で単語が聞き取れず詰まりそうになっても,スライドを見ることで,本文の意味を汲み取りながらスムーズなシャドーイング/ディクテーションを続けることができていますね!イラストやキーワードを含む視覚資料が,スモールステップを踏んだ活動づくりにとても有効なようです。
Loudspeakerを各ペア交互に行った後は,クラス全体で本文の確認を行い,次時以降の授業へつなげていきます。自分の力で意味を理解しようとするきっかけを与えることで,新たな文法事項や内容の導入もスムーズに進むのだそうです!

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