道徳のこと。 ぜひ,ご一緒に。
「特別の教科 道徳」の
要点を徹底解説

小・中学校学習指導要領 内容項目改訂のポイント

小学校

視点A 主として自分自身に関すること

内容項目改訂のポイント
〔第1学年及び第2学年〕

○「自分の特徴に気付くこと」が新たに加えられた。

〔第3学年及び第4学年〕

○「安全に気を付け」が新たに加えられた。

○「自分でやろうと決めたことは,粘り強くやり遂げる」が「目標に向かって,強い意志をもち,粘り強くやり抜く」に改められた。

〔第5学年及び第6学年〕

○「自律的で責任のある行動をする」が「自律的に判断し,責任のある行動をする」に改められた。

○「安全に気を付けること」が新たに加えられた。

○「くじけないで努力する」が「困難があってもくじけずに努力して物事をやり抜く」に改められた。

視点B 主として人との関わりに関すること

内容項目改訂のポイント
〔第1学年及び第2学年〕

○「日ごろ世話になっている人々」が「家族など日頃世話になっている人々」に改められた。

〔第3学年及び第4学年〕

○自分と異なる立場や考え方などを理解して,望ましい人間関係を構築できるようにすることを重視して,「自分の考えや意見を相手に伝えるとともに,相手のことを理解し,自分と異なる意見も大切にすること」が新たに加えられた。

〔第5学年及び第6学年〕

○現在の生活への感謝の念を深められるようにするために「人々の支え合い」が「家族や過去からの多くの人々の支え合い」に改められた。

○「男女仲よく協力し助け合う」が「異性についても理解しながら,人間関係を築いていく」に改められた。

○「自分の考えや意見を相手に伝えるとともに」を新たに加え,「自分と異なる意見や立場を大切にする」が「自分と異なる意見や立場を尊重する」に改められた。

視点C 主として集団や社会との関わりに関すること

内容項目改訂のポイント
〔第1学年及び第2学年〕

○「自分の好き嫌いにとらわれないで接すること」が新たに加えられた。

○「郷土の文化や生活に親しみ」が「我が国や郷土の文化と生活に親しみ」に改められた。

○「国際理解,国際親善」が新設され,「他国の人々や文化に親しむこと」が新たに加えられた。

〔第3学年及び第4学年〕

○「誰に対しても分け隔てをせず,公正,公平な態度で接すること」が新たに加えられた。

○郷土及び国との関わりに関する内容を統合して「我が国や郷土の伝統と文化を大切にし,国や郷土を愛する心をもつ」に改められた。

○「国際理解,国際親善」が新設され,「他国の人々や文化に親しみ,関心をもつこと」が新たに加えられた。

〔第5学年及び第6学年〕

○「よりよい校風をつくる」が「よりよい学級や学校をつくるとともに,様々な集団の中での自分の役割を自覚して集団生活の充実に努める」に改められた。

○「郷土や我が国」「郷土や国」が「我が国や郷土」「国や郷土」に改められた。

○「国際理解,国際親善」が新設され,「他国の人々や文化について理解し,日本人としての自覚をもって国際親善に努めること」が新たに加えられた。

視点D 主として生命や自然,崇高なものとの関わりに関すること

内容項目改訂のポイント
〔第1学年及び第2学年〕

○「生きることを喜び」が「生きることのすばらしさを知り」に改められた。

〔第3学年及び第4学年〕

○「自然のすばらしさや不思議さに感動し」が「自然のすばらしさや不思議さを感じ取り」に改められた。

〔第5学年及び第6学年〕

○「生命がかけがえのないものであることを知り,自他の生命を尊重する」が「生命が多くの生命のつながりの中にあるかけがえのないものであることを理解し,生命を尊重すること」に改められた。

○「よりよく生きようとする人間の強さや気高さを理解し,人間として生きる喜びを感じること」が新たに加えられた。

中学校

視点A 主として自分自身に関すること

内容項目改訂のポイント

○「調和のある生活」が「安全で調和のある生活」に改められた。

○「着実にやり抜く強い意志をもつ」が「困難や失敗を乗り越えて着実にやり遂げること」に改められた。

○「理想の実現を目指して自己の人生を切り拓いていく」が「探究して新しいものを生み出そうと努めること」に改められた。

視点B 主として人との関わりに関すること

内容項目改訂のポイント

○「思いやり,感謝」について,これまでの2-(2)及び2-(6)が統合された。

○「友情,信頼」について,これまでの2-(3)及び2-(4)が統合された。

○「相互理解,寛容」について,「自分の考えや意見を相手に伝えるとともに」が新たに加えられた。

視点C 主として集団や社会との関わりに関すること

内容項目改訂のポイント

○「遵法精神,公徳心」について,「遵守するとともに」が「進んで守るとともに,そのよりよい在り方について考え」に,「社会の秩序と規律を高めるように努める」が「規律ある安定した社会の実現に努める」に改められた。

○「勤労」について,「将来の生き方について考えを深め,勤労を通じて社会に貢献すること」に改められた。

○「我が国の伝統と文化の尊重,国を愛する態度」について,「国家及び社会の形成者として」が新たに加えられた。

○「国際理解,国際貢献」について,「他国を尊重し」及び「発展に寄与」が新たに加えられた。

視点D 主として生命や自然,崇高なものとの関わりに関すること

内容項目改訂のポイント

○「生命の尊さ」について,「その連続性や有限性なども含めて理解し」が新たに加えられた。

○「自然愛護」及び「感動,畏敬の念」について,これまでの3-(2)を分割するとともに「自然の崇高さを知り,自然環境を大切にすることの意義を理解」が新たに加えられた。

○「よりよく生きる喜び」について,これまでの「強さや気高さがあることを信じて」が「強さや気高く生きようとする心があることを理解し」に改められた。

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