ここがポイント「新編 新しい国語」のいつでもQ&A
よくお問い合わせいただく質問と回答を掲載しています。
更新は適時おこなっていますのでお困りの問題を解決する際にお役立てください。
FAQよくある質問
-
新しい教科書の紙面は、どう変わったのですか?
「新編 新しい国語」では、子どもの「学びたい!」という意欲を最大限引き出すとともに、「何をどう学ぶのか」がひと目で分かる紙面を目指しました。主な単元は「見通す」 「取り組む」 「ふり返る」という三つのステップで紙面を構成しています。以下「読むこと」を例に、ポイントをご紹介いたします。
詳しくは、「新編 新しい国語」教科書のご紹介(4〜9ページ)をご覧ください
【見通す】
その単元でどんな「言葉の力」を身につけるのか、どのように学びを進めるのかを、ダイナミックな図版とともに示しました。学習の見通しを持ち、学ぶ意欲を引き出すことで、主体的に学ぶことができます。
【取り組む】
学習活動を見開きで一覧できる紙面になっています。上段では学習活動の展開を、下段ではノートや対話などの具体的な学びの姿を示しています。情報を精選しつつポイントを押さえた手掛かりを示すことで、「個別最適な学び」や「協働的な学び」を通した「言葉の力」の獲得を目指します。
【ふり返る】
「言葉の力」の視点から学習活動を振り返ることによって、身につけた力を子ども自身が確かめられるようにしています。他教科の学習や読書生活等での活用を示唆する「生かそう」とともに、汎用的な力として「言葉の力」を自覚することができ、国語の学びをつなげていくことができます。 -
「読むこと」単元では、どのような作品を扱っていますか?
文学では、書き下ろし作品を含む5本の新教材を掲載し、これまでの定評教材に加え、今の子どもたちの心に響く良質な作品を揃えました。説明文では、書き下ろし作品を含む7本の新教材を掲載し、身近な疑問から今日的なテーマまで、子どもたちの知的好奇心を刺激する作品を揃えました。詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
「読むこと」教材全ラインナップ(「ことのはつづり 2023年春 特別号」より一部抜粋・再構成) 新教材の作者・筆者からのメッセージ(同上) -
デジタル教科書は、どのように発行される予定ですか?
子どもたちの多様な特性やニーズに対応できるような機能を備えた「学習者用デジタル教科書」を、児童用のデジタル商品として発行します。加えて、「指導者用デジタルブック」を教師用指導書に同梱いたします。「指導者用デジタルブック」には、これまでの指導者用デジタル教科書(教材)の主な機能に加え、新たに開発した「テキスト活用モード」を搭載。授業準備の負担を軽減し、先生方の授業づくりをサポートします。
「学習者用デジタル教科書」のご紹介 「指導者用デジタルブック」のご紹介 「テキスト活用モード」についてはこちら -
QRコンテンツは全部でいくつありますか。また、どのような内容のコンテンツがありますか?
629点のコンテンツをご用意しました(1年:118、2年:101、3年:106、4年:108、5年:98、6年:98)。資料動画や既習事項の確認、思考を促すデジタルノートなど、「個別最適な学び」と「協働的な学び」を促すコンテンツを充実させています。詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
「新編 新しい国語」の推しQRコンテンツ 北川雅浩先生(熊本大学)がQRコンテンツの効果的な使い方を紹介します(動画が開きます) -
「新編 新しい国語」が重視する「言葉の力」とは、どのようなものですか?
「新編 新しい国語」では、これまでの東京書籍の国語の方針を受け継ぎ、単元を通して身に付ける資質・能力を「言葉の力」として位置付けて明示しました。単元の見通しから振り返りに至るまで、この「言葉の力」を核にした学習を進めることで、国語科で育む力を着実に身に付けることができます。図解による説明やQRコンテンツの充実など、子ども自身が「言葉の力」を自覚することができる工夫を凝らしています。
-
学習指導要領が重視している国語科の系統性について、「新編 新しい国語」ではどのような工夫をしていますか?
これまでも、東京書籍では、各領域における「言葉の力」を系統的に配列し、単元を組織してきました。この系統性により、学年を超えた「言葉の力」のつながりが生まれ、螺旋的・反復的に定着を図ることができます。令和6年度「新編 新しい国語」では、巻末折込「『言葉の力』のつながり」で前学年からの学びの積み重ねを示したり、既習事項を呼び出せるQRコンテンツを掲載したりすることで、系統性の可視化を図っています。
詳しくは、「新編 新しい国語」教科書のご紹介(10〜11ページ)をご覧ください
Q&AいつでもQ&A
-
国語の学び方について、子どもたちと確認できるページはありますか?
教科書の各巻の巻頭には「言葉の力を集めよう」「国語の学習の進め方」を設けています(2年以上)。年間を通して「何を、どのように学ぶか」を見通すことができます。特に、4月は学習の基盤を作るための重要な期間と位置づけ、「ノート作り」「対話」「音読」「図書館利用」についての単元・教材を配置し、年間の学習で活用できるようにしています。特に「ノート作り」では、思考ツールを使って思考を整理・深化させるデジタルノートの例も提示しています。
「教科書スタートページ」のご紹介(5年を例に) -
語彙力を高めるために、どのような工夫をしていますか?
「新編 新しい国語」では、以下のような教材や資料によって、たくさんの言葉との出会いを保証しています。
QRコンテンツ「言葉の広場」(5年)
言葉相談室:学力調査等の分析に基づき、「文法」と「語彙」に特化した新教材です。特に「語彙」の教材では、巻末資料の「言葉の広場」とリンクして語彙の拡充を図ります。
言葉の広場:学習指導要領をもとに、発達段階に応じた語彙をカテゴリー別にまとめた資料です。巻末資料としていつでも参照できるので、各領域の学習で活用することができます。
学習で使う言葉:教科書で出てくる学習用語をまとめた資料です。これも巻末資料ですので、いつでも参照することができます。
QRコンテンツ:「言葉の広場」「学習で使う言葉」は、各単元の「デジタル資料室」からアクセスできます。どの学年からでも全学年の語彙が確認できるので、子ども一人一人に合わせた活用が可能です。 -
スタートカリキュラムでは、どんな工夫をしていますか?
「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(10の姿)」を踏まえ、4月教材群のカリキュラムを編成しています。幼児期の体験を受け止め、小学校での言葉の学習の土台作りにつなぎます。詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
東京書籍のスタートカリキュラム ~教科をつなぎ架け橋期の学びを支える~ -
入門期における特殊音節の指導には、どんな工夫がありますか?
特別支援教育の知見を生かして開発された「多層指導モデルMIM」の指導法を取り入れています。今回の改訂では、特殊音節に関する全ての教材に動画をご用意しました。動画はQRコードからアクセスできるので、MIMの動作を、先生も子どもも保護者も簡単に確認することができます。
詳しくは「活用のてびき④ 誰一人取り残さない学びのために」(4〜5ページ)をご覧ください -
全国学力・学習状況調査や各種調査等の分析にみる「学力の課題」には、どのように対応していますか?
従来より東京書籍では、学力調査等における結果分析、課題への対応を全教科で重視し、教科書に還元してきました。小学校国語についても、さまざまな課題に正対すべく教科書を編集しています。「文法事項の定着」「情報の関係付け」「目的に合わせた適切な表現」など、教科書を通じた日々の学習から、自然とこの課題に向き合える工夫を図っています。
詳しくは「活用のてびき③ 未来へつなぐ学力」をご覧ください -
「書くこと」の指導に課題を感じています。子どもたちがめあてをしっかり持てるように、単元の導入にどのような工夫がありますか?
「書くこと」の導入には、「思い出そう」と「単元導入の動画」のQRコンテンツをご用意しています。「思い出そう」では、単元の学習に関連する既習の「言葉の力」を確認することができます。「単元導入の動画」では、学習活動を具体的にイメージさせることで、子どもの関心意欲を高めるとともに、単元のねらいを明確にすることができます。
教科書ダイジェスト(「書くこと」単元の紹介ページ) -
QRコンテンツを利用する際は、毎回コードを読み取る必要がありますか?
「新編 新しい国語」では、必要な箇所にそのコンテンツが直接呼び出せるコードを掲載しています。それに加え、教科書の裏表紙や目次のコードからは、各巻のメニュー画面に行くことができます。メニュー画面からは、それぞれの単元のコンテンツにアクセスできますので、毎回コードを読み取る必要はありません。
-
教科書の軽量化のためにどのような工夫をしていますか?
子どもたちの負担を軽減するため、十分な強度を保ちつつ軽量化を実現した特別な用紙を使用しています。さらに、教科書紙面を精選し、デジタルの強みを生かせる資料はデジタル化することで、令和2年度版に比べ、全冊合わせて70ページの削減を行いました。デジタル化によって、これまで以上に多彩な資料を活用できるようになりました。
-
「情報の扱い方に関する事項」は、教科書の中でどのように取り上げられていますか?
「新編 新しい国語」では、新設した「情報のとびら」で取り立てて扱っています(2年以上)。「読むこと(説明文)」での学びを、続く「書くこと」の学習に効果的に結び付け、「言葉の力」の習得と活用を促します。
詳しくは、「新編 新しい国語」教科書のご紹介(28〜29ページ)をご覧ください
「情報のとびら」では、学習内容を「関係」「整理」「調査」「論理」の四つの系統に整理しています。「関係」「論理」は学習指導要領の〔知識及び技能〕⑵ア「情報と情報との関係」の内容を、「整理」「調査」は ⑵イ「情報の整理」の内容をそれぞれ扱っています。