ここがポイント新しい保健のいつでもQ&A
疑問などよくお問い合わせいただく質問と回答を掲載しています。
更新は適時おこなっていますのでお困りの問題を解決する際にお役立てください。
FAQよくある質問
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現在「新しい保健」を使っています。「新編 新しい保健」は、どのような点が変わったのですか?
「新編 新しい保健」は、全国の先生方のご意見を基に、さらに進化しています。
教師用指導書のご紹介
「新しい保健」で好評をいただいている4ステップ構成は踏襲しつつ、一つ一つの学習活動を見直し改善しています。また、各項末の資料は今日的な課題に合わせて変更し、特に命や健康に関わるスキルを扱っている資料には新しく「スキルマーク」を付けています。さらに、教育のICT化に対応し、QRコンテンツを約5倍に増やし、総数約100個のコンテンツにつながる二次元コードは、該当する学習箇所に配置しています。加えて、教科書全体を通して、いっそう多様性に配慮しています。教師用指導書は、ご多忙な先生方をサポートするために、さらに資料を充実させています。 -
ICTを活用した授業をしたいのですが、どのようなコンテンツや商品がありますか?
「新編 新しい保健」は、教科書の「QRコンテンツ」、「指導者用デジタルブック」、「学習者⽤デジタル教科書」のラインナップでICT教育をサポートします。
QRコンテンツをまるごとご紹介
教科書には、動画、シミュレーション、思考ツール、図鑑、学習のふり返りのワークシートなど、約100個の多彩な「QRコンテンツ」があります。また、教師用指導書に付属している「指導者用デジタルブック」は、教科書のQRコンテンツに加え、指導に役立つコンテンツを豊富に搭載しており、全てのコンテンツはマークをクリックするだけで再生できるようになっています。また、令和6年度用からは指導に役立つ便利な機能が大幅に増える予定です。
さらに、デジタル商品として「学習者⽤デジタル教科書」も用意しています。 -
「新編 新しい保健」の4ステップ構成にはどのような特徴があるのですか?
4ステップ構成は右ページ始まり、左ページ終わり。子どもたちが自ら学習課題を発見するので、主体的・対話的で深い学びを実現します。
一つの項の授業時間を教えてください。
「新編 新しい保健」は、全ての項を「ステップ1(気づく・見つける)」→「ステップ2(調べる・解決する)」→「ステップ3(深める・伝える)」→「ステップ4まとめる・生かす)」の4ステップで構成し、経験の浅い先生でも、流れに沿って授業を進めることで、主体的・対話的で深い学びを実現できるようにしています。また、ステップ1は右ページに配置しているので、次見開きの学習課題や本文を見ずに子どもたち自身が課題に気づくことができます。同様に、ステップ4は左ページに配置しているので、前の見開きにある本文を見ずに学習をふり返り、学びを定着させることができます。 -
教科書には子どもたちが自由に記入できるノート欄が設けられていますが、どのような工夫がなされていますか?
ノート欄に記入することにより、子どもの思考が整理されるとともに、学習履歴を残すことができます。
ノート欄
「ステップ1」〜「ステップ4」には、思考・判断したことを表現するノート欄を豊富に設けています。ノート欄は、単に白地の記入スペースを設けるだけでなく、「どこに」「何を」書けばよいのかが分かるよう、「原因」「対策」「理由」などのように項目を立てており、思考を整理しながら記入することができるようにしています。教科書をワークシートのように活用することで教科書に学習履歴が残り、ポートフォリオのようにふり返ることができます。さらに、「ステップ4」と各章末には、ワークシートのQR コンテンツも用意しており、授業支援ソフトを活用して、共有、提出、評価などを行うこともできます。 -
新しく入った「スキルマーク」には、どういう意図があるのですか?
「新編 新しい保健」は、命や健康を守るために必要な「スキル」を扱った資料に「スキルマーク」を付けています。
スキルマーク
命や健康をどのように守るかを考える保健学習では、関連して子どもたちに身につけてほしい「スキル」がたくさんあります。命や健康を守るために必要な「スキル」を扱った資料には「スキルマーク」を付けて意識付けをしています。
[例]「手のあらい方」(3・4年p.20)、「コンピュータの使用とけんこう」(3・4年p.24)、「外で遊ぶときに注意すること」(3・4年p.45)、「自転車安全利用五則」(5・6年p.30)、「インターネットによる犯罪被害」(5・6年p.34)、「熱中症の予防と手当」(5・6年p.42)ほか
Q&AいつでもQ&A
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多様性については、どのように取り扱っていますか?
「新編 新しい保健」は、文章、デザイン、イラストなどの表現を吟味し、教科書全体を通して多様性を互いに尊重し合う心や態度を養うことができるよう配慮しています。
多様性
特別支援教育の研究者や、カラーユニバーサルデザインの専門家の校閲を受け、できるだけ多くの児童にとって読みやすく分かりやすい教科書になるよう配慮しています。また、イラストや写真では、子どもたちが男女、年齢、国籍、障がいの有無などを超えて触れ合う場面を多く取り上げています。さらに、「個人差」や「自分らしさ」の記述を随所に入れるとともに、性の多様性についても配慮しています。 -
LGBTの扱いはどうなっていますか?
「新編 新しい保健」は、性の多様性に配慮した記述をしています。
性の多様性
学習指導要領には、4年生で学習する内容として「異性への関心が芽生えること」と明記されています。「新編 新しい保健」は、学習指導要領に基づきつつ性の多様性に配慮し、「異性」の記述を「好きな人」や「異性やほかの人」に置き換えています。また、資料「性と自分らしさ」を新設し、SOGIE(ソジー)の考え方を基に性の多様性を表現しています。LGBTが「どのような人」であるかを表すのに対して、SOGIEは「性の構成要素」を表しているため、全ての児童が自分のこととして考え、「自分は多様な人たちの中の一人」と考えることができます。
※SOGIEは、好きになる性(Sexual Orientation)、心の性(Gender Identity)、表現したい性(Gender Expression)を組み合わせた用語です。 -
新型コロナウイルス感染症の流行があり、改めて感染症予防の大切さを感じました。教科書では、どのように取り扱っていますか?
「新編 新しい保健」は、感染症に関する資料やQRコンテンツを大幅に増やしています。
感染症
「感染症の予防」の項を中心に、感染症に関する豊富な資料やQRコンテンツを設けています。また、感染症流行時の情報リテラシーや差別についても触れています。
[資料]「手のあらい方」(3・4年p.20)、「体のていこう力」(5・6年p.48)、「マスクのつけ方」(5・6年p.52)、「予防接種」(5・6年p.53)、「インフルエンザ」(5・6年p.53)、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」(5・6年p.53)、「結核」(5・6年p.54)、「エイズ」(5・6年p.54)
[QRコンテンツ]「うつらない うつさない ために」(3・4年p.3、5・6年p.1)「手のあらい方」(3・4年p.20)、5・6年「かぜをひく要因(思考ツール)」(5・6年p.46)、「ひまつの飛び方」(5・6年p.50)、「手を通した感染」(5・6年p.50)、「感染症の種類」(5・6年p.50)、「マスクのつけ方」(5・6年p.52)、「新しい感染症」(5・6年p.53)、「エイズ」(5・6年p.54) -
コロナ禍を経験してきた子どもたちのコミュニケーション不足や心の健康が心配です。教科書ではどのように配慮されていますか?
「新編 新しい保健」は、不安や悩みがあるときの対処に役立つ資料を豊富に掲載しています。
心の健康
学習指導要領上「心の健康」は5年生で学習しますが、3・4年の教科書にも心の健康に役立つ内容を掲載したいと考えました。資料「心が元気になること」(3・4年p.12)では、3年生でもできる不安や悩みへの対処方法を扱っています。
そのほか、資料「自分の気持ちや考えを上手に伝えよう」(5・6年p.17)では、アサーション(コミュニケーションスキル)を扱っています。また、資料「不安やなやみがあるときの相談窓口」(5・6年p.18)では、メール、チャット、SNSなど、電話以外の相談窓口も掲載するとともに、実際に窓口を利用した子どもの体験談も掲載しています。さらに資料「なやんでいるあなたへ」(5・6年p.18)では、子どものいじめ・自殺防止活動の推進を目的としたプロジェクト「stand by you」より、車いすテニスプレイヤー国枝慎吾さんのメッセージを紹介しています。 -
SDGsについては、どのように取り扱っていますか?
「新編 新しい保健」は、各章のとびらに、章の学習内容と関係する SDGs の目標と、東京書籍制作の特設サイト「SDGs わたしたちがつくるみらい」を視聴できる二次元コードを付けています。
EduTown SDGs(特設ページ) -
運動領域との関連は、どのように図っていますか。
「新編 新しい保健」は、運動に関する内容を随所に掲載し、体育領域との関連を図っています。
3・4年p.43「運動を楽しく続けよう」、3・4年p.44「スポーツ選手と食事」
5・6年p.8「人との関わり(運動やスポーツでの関わり)」、p.12「きん張をコントロールする方法(平野美宇さん、玉井陸斗さんのルーティーン)」、p.14「対処の方法の例(体を動かす)」、p.18「なやんでいるあなたへ(国枝慎吾さんからのメッセージ)」 -
章のふり返りや自己評価をしやすいよう、どのような工夫がなされていますか?
「新編 新しい保健」は、全ての章末にワークシートのQRコンテンツを用意しています。
全ての章末には二次元コードを配置し、ワークシートのQRコンテンツ(A4大)を開けるようにしています。ワークシートには知識・技能を自己評価する設問と、「もっと知りたい、もっと調べたいと思ったこと」を記入する記入欄が設けられています。授業支援ソフトを活用して、記入、保存ができ、評価につなげることもできます。なお、教師用指導書では、プリントに適する高解像度のワークシートや評価問題のデータを用意する予定です。 -
教師用指導書は、どのような内容になっていますか?
教師用指導書は、さらに充実したラインナップでご指導をサポートします。(PDF参照)
「新編新しい保険」教師用指導書のラインナップ -
防災については、どのように取り扱っていますか?
「新編 新しい保健」は、「発展的な学習」である防災の内容を、1単位時間の授業として学習できるように構成しています。
防災は学習指導要領上「発展的な学習」の扱いになりますが、早くから防災について学ぶことの重要性に配慮し、1単位時間の授業として扱えるように「自然災害によるけがの防止」(5・6年p.36-37)を設けています。さらに、資料「さまざまな自然災害」(5・6年p.38)、QRコンテンツ「さまざまな自然災害と備え」「大雨のけいかいレベル」を用意しています。 -
一つの項の授業時間を教えてください。
「新編 新しい保健」は、1項(4ページ)1単位時間で構成し、指導計画を立てやすくしています。
例外的に2単位時間を配当している項は、項タイトルの脇に(全2時間)と明記し、1時間の区切りの箇所も示しています。
3・4年2章「2思春期にあらわれる変化」
5・6年2章「2事故やけがの原因と防止」
5・6年3章「3生活習慣病の予防」 -
「知識・技能」の評価について、保健の「技能」をどのように評価すればよいのか分かりません。
「新編 新しい保健」には、実習の自己評価欄、実習シートのQRコンテンツがあります。
保健領域の「技能」である「不安やなやみへの対処としての体ほぐしの運動や深呼吸を取り入れた呼吸法」と「簡単なけがの手当」は、どちらも「実習」として本文と明確に区別し、最後に自己評価欄を設けています。また、実習方法の「知識」と「技能」の自己評価を記入できるQRコンテンツ(実習シートPDF)を用意し、「知識」と「技能」を一体として評価ができるようにしています。 -
各項末の「資料」と本文のページにある資料は、どのように区別していますか?
「新編 新しい保健」は、課題解決に必要な資料と、学習を広げたり深めたりする「資料」を区別して配置しています。
課題解決に必要な資料は精選して「ステップ1」〜「ステップ3」のページ内に配置しています。また、学習を広げたり深めたりする「資料」は各項末に配置して必要に応じて活用できるようにしています。 -
がん教育については、どのように取り扱っていますか?
「新編 新しい保健」は、資料「がんについて知ろう」、QRコンテンツ「がんの発生の仕組み」を掲載しています。
6年生「生活習慣病の」の項末に資料「がんについて知ろう」(p.60)を掲載し、がんの基礎知識として、生活習慣だけでなく病原体の感染や体質などさまざまな原因があること、早く発見して適切な治療をすれば治ること、がん検診を受けることが大切であることなどを明記しています。また、がん発生の仕組みをアニメーションで表現したQRコンテンツも用意しています。