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理科改訂 地学基礎

検討の観点と内容の特色

改訂 地学基礎

教番
2東書 地基306 B5判206ページ
Word
項目 観点

内容の選択・程度

  • *学習指導要領の教科の目標を達成するため必要な教材が適切に用意されているか。
  • *基礎的・基本的事項の理解や習得のための適切な配慮がなされているか。
  • *発展的な内容の取り扱いに対する適切な配慮がなされているか。
  • ○「地学基礎」で学ぶべき基本的な概念・事項が学習指導要領に照らして十分に取り上げられている。また,これからの教育の方向性にあった要素が盛り込まれている。
  • ○資料性が高く理解しやすい図や写真が全体を通してバランスよく盛り込まれている。
  • ○各編末に「編末まとめ」,「編末問題」を配置し,地学の基礎的な概念についての理解を深め,確実に定着するよう工夫されている。
  • ○「発展的な学習内容」には,「発展」マークを付し,必修の学習内容と明確に区分けしている。
  • 防災や災害など日常生活につながる記述が充実している。
項目 観点

組織・配列・分量

  • *内容の組織・配列は,学習指導を有効に進められるように考慮されているか。
  • *分量は学習指導を有効に進められるように考慮され,精選されているか。
  • *中高の接続に対する配慮がなされているか。
  • *弾力的な取り扱いに対する配慮がなされているか。
  • ○指導要領の目標に示されている「一連の時間の流れ」で学習できるよう,時系列を軸とした配列となっている。
  • ○配当時間内に終了させることが可能である一方で,補足資料も豊富で,状況に応じた柔軟な授業展開が可能である。
  • ○中学での学習内容は囲みなどで触れている。また,火成岩など,中学の学習内容と重なる内容は本文でしっかり取り扱うなど,中高の接続への配慮がしっかりなされている。
  • ○「発展」は,必修の学習内容と十分な関連を図り,程度・分量とも,過度な負担とならないように配慮している。
項目 観点

表記・表現及び指導に対する工夫や配慮

  • *学習意欲を高めるための配慮がなされているか。
  • *用語・記号の取り上げ方や記述のしかたは適切か。
  • *生徒の自学自習への配慮や工夫がなされているか。
  • *指導書や周辺教材での工夫や配慮がなされているか。
  • ○全ページにわたり,鮮明で最新の写真を効果的に掲載している。
  • ○見返しの図・写真では,日本全国のジオパークや気象予報など,身近な題材が紹介されており,地学への関心・興味づけを助けている。
  • ○「コラム」では,身近な話題,最新の話題を取り上げるなど,地学への興味や理解を膨らませる工夫がある。
  • ○本文が丁寧に書かれている。また,中学以降で読みを学習する漢字や太字の重要語句に振り仮名が付され,自学自習が十分可能である。
  • ○観察・実験ごとに,事故防止の注意マークを目立つように付している。
  • ○指導資料は「動画コンテンツ」,「デジタル板書」などのデジタル教材が充実しており,ICTを活用した授業にも対応している。
項目 観点

印刷・造本上の配慮

  • *印刷の鮮明さ,活字の大きさ,行間,製本などは適切か。
  • *環境保全や生徒の多様な特性に対して配慮しているか。
  • ○製本は針金を使用せず接着剤で製本してあり,金属を使用しないことによるリサイクル性を重視している。
  • ○用紙には再生紙を,インキには植物油インキを使用している。
  • ○図版等の色遣いがカラーユニバーサルデザインに配慮されている。また,本の中心までページを開くことができる製本のため,生徒が使いやすくなっている。
項目 観点

総合所見

  • *上記観点からみた,全体的・総合的な当教科書の特徴。
  • ○時系列を軸とした配列のなかで,科学的な見方や考え方,思考力・判断力・表現力を養い,将来の地球環境について科学的に考えられるようになる工夫がされている。
  • 見開き構成,理解しやすい文章や図,写真など,自学自習にも適した教科書である。

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