教科書・シラバスのご紹介

理科生物(4単位)

検討の観点と内容の特色

生物(4単位)

教番
2東書 生物306
Word
項目 観点

内容の選択・程度

  • *学習指導要領の教科の目標を達成するため必要な教材が適切に用意されているか。
  • *基礎的・基本的事項の理解や習得のため適切な配慮がなされているか。
  • *発展的な内容の取り扱いに対する適切な配慮がなされているか。
  • ○学習指導要領の主旨をきちんと理解してつくられた今までにない新しい教科書である。
  • ○適切な箇所に「観察実験」が取り上げられており,探究的に学習が進められるように工夫されている。
  • ○本文の内容をより深めるために,必要な箇所に「コラム」を設けている。「コラム」では,知識を深める内容や科学誌など,本文に関連したテーマを幅広く取り上げて,生徒の興味関心を喚起する内容になっている。
  • ○各編末に「学習のまとめ(用語の確認,確認問題,記述問題)」が配置されており,基本的な学習内容の定着を図れるように工夫されている。
  • ○「発展的な学習内容」には,「発展」マークを付し,必修の学習内容と明確に区分けしている。
項目 観点

組織・配列・分量

  • *内容の組織・配列は,学習指導を有効に進められるように考慮されているか。
  • *分量は学習指導を有効に進められるように考慮され,精選されているか。
  • *中高の接続に対する配慮がなされているか。
  • *弾力的な取り扱いに対する配慮がなされているか。
  • ○内容が見開き2ページ内で収まるように構成されている。また,本文は簡潔で,内容が精選されている。さらに,深化して学習したい生徒向けには「発展」が設けられている。
  • ○生物基礎の既習用語を編扉にまとめて掲載している。また,本文中には復習マークを付して,効果的な復習ができるように配慮されている。
  • ○探究活動は編末にまとめてあり,適宜行えるように工夫されている。また,生徒が実際に取り組みやすいテーマが取り上げられている。
  • ○「発展」は,必修の学習内容と十分な関連を図り,程度・分量とも,過度な負担とならないように配慮している。
項目 観点

表記・表現及び指導に対する工夫や配慮

  • *学習意欲を高めるための配慮がなされているか。
  • *用語・記号の取り上げ方や記述のしかたは適切か。
  • *生徒の自学自習への配慮や工夫がなされているか。
  • *指導書や周辺教材での工夫や配慮がなされているか。
  • ○節ごとに「課題」と「ポイント」を設け,課題意識をもって学習が進められるように工夫されている。
  • ○文章は簡潔で,難しい生物用語を中心に,振り仮名がふってあり,生徒が読みやすいように工夫されている。
  • ○A5判より大きい判型を生かして,カラーの図や写真が必要な箇所にふんだんに盛り込まれている。レイアウトも,写真と図を並べて示すなど,見やすく工夫されている。
  • ○学習の全体像や関連性のある図版を,「NAVI」を使って示してあり,つながりを意識させる工夫がなされている。
  • ○各編末の「学習のまとめ(用語の確認,確認問題,記述問題)」は,巻末に解答が示されており,自学自習への配慮がされている。
  • ○観察・実験ごとに,事故防止の注意マークを目立つように付している。
  • ○指導資料は「動画コンテンツ」,「デジタル板書」などのデジタル教材が充実しており,ICTを活用した授業にも対応している。
項目 観点

印刷・造本上の配慮

  • *印刷の鮮明さ,活字の大きさ,行間,製本などは適切か。
  • *環境保全や生徒の多様な特性に対して配慮しているか。
  • ○製本は針金を使用せず接着剤で製本してあり,金属を使用しないことによるリサイクル性を重視している。
  • ○用紙には再生紙を,インキには植物油インキを使用している。
  • ○図版等の色使いがカラーユニバーサルデザインに配慮されている。また,本の中心までページを開くことができる製本のため,生徒が使いやすくなっている。
項目 観点

総合所見

  • *上記観点からみた,全体的・総合的な当教科書の特徴。
  • ○見開き構成で,授業がしやすい教科書である。図や写真,特に図の質・情報量が高い。内容も本文の分量が適切であるとともに,「発展」が必要に応じて学習できるように配置されているので,授業の幅が広がると考えられる。また,各編末の「学習のまとめ(記述問題)」には生徒の文章力を高めるような工夫も見られ,この教科書で学習した生徒の学力の向上を図ろうとする編集方針が窺うことができる。全体的に完成度の高い教科書である。

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