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理科改訂 新編化学基礎

検討の観点と内容の特色

改訂 新編化学基礎

教番
2東書 化基314
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項目 観点

内容の選択・程度
  • ＊学習指導要領の教科の目標を達成するため必要な教材が適切に用意されているか。
  • ＊基礎的・基本的事項の理解や習得のための適切な配慮がなされているか。
  • ＊発展的な内容の取り扱いに対する適切な配慮がなされているか。
内容の特色 を見る
  • ○高等学校理科学習指導要領の「目標」「内容」及び「内容の取扱い」に示された事項のすべてについて不足なく取り上げている。
  • ○適切な箇所に「観察実験」を置き，探究的に学習が進められるように工夫している。
  • ○中学校の学習事項から丁寧に展開されており，つまずきやすい箇所は，側注などでフォローされている。
  • ○各章末の「まとめ」が充実している。また，書き込み式の「章末問題」もあり，学習した内容の定着が図れるようになっている。
  • ○高校数学の進度を考慮して，資料として指数計算や有効数字の扱い方についての資料を収録している。
  • ○「 発展的な学習内容」には，「発展」マークを付し，必修の学習内容と明確に区分けしている。発展として「分子からなる物質の融点と沸点」「水素結合とファンデルワールス力」「金属結晶の構造」「水のイオン積」「塩の加水分解」「実用電池」「電気分解」を収録しており，学習を深められる配慮がされている。
項目 観点

組織・配列・分量
  • ＊内容の組織・配列は，学習指導を有効に進められるように考慮されているか。
  • ＊分量は学習指導を有効に進められるように考慮され，精選されているか。
  • ＊中高の接続に対する配慮がなされているか。
  • ＊弾力的な取り扱いに対する配慮がなされているか。
内容の特色 を見る
  • ○見開き単位で構成されており，学習計画が立てやすくなっている。また，文章も簡潔で，内容が精選されている。
  • ○各節の課題が章頭に掲載されており，授業の導入で課題意識を持たせることができるように工夫されている。また，章末の「まとめポイント」で，学習した重要な内容を項目ごとに確認することができるように工夫されている。
  • ○探究は章末にまとめてあり，適宜行えるように工夫されている。テーマは生徒が実際に取り組みやすいものを取り上げている。
  • ○中学校との関連が重視され，中学校で学習した内容には「復習マーク」と学習した学年が示されている。
  • ○「 発展」は必要最小限になっており，全生徒が学べる内容・分量になっている。
項目 観点

表記・表現及び指導に対する工夫や配慮
  • ＊学習意欲を高めるための配慮がなされているか。
  • ＊用語・記号の取り上げ方や記述のしかたは適切か。
  • ＊生徒の自学自習への配慮や工夫がなされているか。
  • ＊指導書や周辺教材での工夫や配慮がなされているか
内容の特色 を見る
  • ○巻頭の「序編」や巻末の「物質図鑑」，「私たちのくらしと化学基礎」など，生徒のくらしと化学をつなげる工夫がなされている。
  • ○読みにくい漢字や重要用語，物質名には振り仮名をふっている。
  • ○すべての問題の解答を巻末に掲載するとともに，特に難しい問題には解説をつけ，自学自習への配慮がされている。
  • ○自宅でできる実験を「おうちラボ」として安全に配慮して入れている。また，観察・実験ごとに，事故防止の注意マークを目立つように付している。
  • ○指導書の付属DVD-ROMで実験動画やアニメーションが提供され，生徒の理解が進むような配慮がされている。また，準拠問題集など周辺教材が充実している。
項目 観点

印刷・造本上の配慮
  • ＊印刷の鮮明さ，活字の大きさ，行間，製本などは適切か。
  • ＊環境保全や生徒の多様な特性に対して配慮しているか。
内容の特色 を見る
  • ○製本は針金を使用せず接着剤で製本してあり，金属を使用しないことによるリサイクル性を重視している。
  • ○用紙には再生紙を，インキには植物油インキを使用している。
  • ○図版等の色遣い，使用書体などでユニバーサルデザインに配慮している。また，本の中心までページを開くことができる製本のため，生徒が使いやすくなっている。
項目 観点

総合所見
  • ＊上記観点からみた，全体的・総合的な当教科書の特徴。
内容の特色 を見る
  • ○見開き単位の構成と指導のポイントが明確にわかる本文で，授業が展開しやすい教科書である。図表やまとめは学習事項が整理しやすい構成になっており，かつ充実している。生徒のくらしと化学を結びつける工夫がされており，化学を苦手とする生徒でも読みやすくわかりやすい，化学的な思考力を自然と身につけることができる教科書である。

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