- ○基礎的・基本的な事項が過不足なくコンパクトに網羅されている。また,例・例題と問のギャップをなくし,スムーズに授業が展開できるように工夫して編集されている。
- ○本文の問の末尾に節末問題と章末問題へのリンクマークが付され,追加問題が扱いやすくなるように工夫されている。
- ○「発展的な学習内容」には「発展」マークが付けられ,本文と明確に区別されている。
- ○「1章 平面上の曲線」の「2次曲線の平行移動」では,楕円をx軸方向に10,y軸方向に5だけ平行移動した楕円の方程式を求める例から一般化されている。また,もとの曲線と平行移動した曲線の区別がつくように,平行移動した曲線に色をつけることで統一されている。(p.21~23)
「極方程式」では,極方程式を直交座標に関する方程式で表す例題2と直交座標に関する方程式を極方程式で表す例題3の両方を1ページ内にまとめて,その対比が分かりやすくなるよう工夫されている(p.37)
- ○「2章 複素数平面」の「2節 図形への応用」では,線分の垂直二等分線の例1,連動する点の軌跡が円になる例題1,三角形の形状を調べる例題2などを扱い,複素数の有用性が示されている。(p.64~71)
- ○「3章 関数と極限」の「無限等比数列」では,r>1, r=0, 0<r<1, r=0, -1<r<0, r=-1, r<-1のすべての場合の極限を調べ,グラフも添えて視覚的にも分かりやすく工夫されている。(p.98~99)
x→-∞のときの関数の極限値を求める例題4(2)では,x=-tと置き換えて求める方法を示して,負の無限大の極限の取り扱い方に慣れさせるように工夫されている。(p.118)
- ○「4章 微分」の「合成関数の微分法」では,関数f(x)のn乗の微分の例題1が扱われている。(p.144)
- ○「5章 微分の応用」の「方程式・不等式の応用」では,不等式への微分の応用の例題3と方程式の実数解の個数を調べる例題4を扱い,微分法が有効に用いられることの一端を示すように工夫されている。(p.184~185)
- ○「6章 積分とその応用」の「置換積分法」や「部分積分法」では,公式の適用をわかりやすくするために,例題2や例8の側注において,同じ色アミで解答と公式との対応を示すように工夫されている。(p.206,208)
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