教科書・シラバスのご紹介

数学新編数学シリーズ

検討の観点と内容の特色

新編数学III

教番
2東書 数III 302
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項目 観点

内容の選択・程度

  • *学習指導要領の教科の目標を達成するため必要な教材が適切に用意されているか。
  • *基礎的・基本的事項の理解や習得のため適切な配慮がなされているか。
  • *発展的な学習内容の取り扱いに対する適切な配慮がなされているか。
  • ○基礎的・基本的な事項が過不足なくコンパクトに網羅されている。また,例・例題と問のギャップをなくしスムーズに授業が展開できるように工夫して編集されている。
  • ○導入は,数学的活動を取り入れた具体例から入り,数学的な思考力・表現力が育まれるなど,学習者の意欲を喚起するように配慮されている。特に,章扉は見開きで構成され,生徒の興味・関心がより高まるように工夫されている。
  • ○例・例題で扱っている内容は基本的なものであり,基礎・基本の徹底が図られている。また,節末・章末ごとに定着確認のための問題を設けている。さらに,本文の問の末尾に節末問題へのリンクマークが付され,追加問題が扱いやすくなるように工夫されている。
  • ○「発展的な学習内容」には「発展」マークが付けられ,本文と明確に区別されている。
  • ○「1章 平面上の曲線」2次曲線の平行移動では,楕円をx軸方向に10,y軸方向に5だけ平行移動した楕円の方程式を求める例から一般化されている。また,もとの曲線と平行移動した曲線の区別がつくように,平行移動した曲線に色をつけることで統一されている。(p.17~18)
    極方程式では,極方程式を直交座標に関する方程式で表す例題2と直交座標に関する方程式を極方程式で表す例題3の両方を1ページ内にまとめて,分かりやすく工夫されている(p.29)
  • ○「2章 複素数平面」複素数の図形への応用では,線分の垂直二等分線の例3,図形が円になる例題3,2直線のなす角の例6,三角形の形状を調べる例題4などを扱い,複素数の有用性が示されている。(p.53~58)
  • ○「3章 関数と極限」数列{rn}の極限では,r>1,r=1,0<r<1,r=0,-1<r<0,r=-1,r<-1のすべての場合の極限を調べ,グラフも添えて視覚的にも分かりやすく工夫されている。(p.86~87)
    x→-∞のときの関数の極限値を求める例題4(2)では,x=-tと置き換えて求める方法を示して,負の無限大の極限の取り扱い方に慣れさせるように工夫されている。(p.104)
  • ○「4章 微分」合成関数の微分法では,関数f(x)のn乗の微分の例題4が扱われている。(p.128)
  • ○「5章 微分の応用」微分の応用では,不等式への微分の応用の例題3と方程式の実数解の個数を調べる例題4を扱い,微分法が有効に用いられることの一端を示すように工夫されている。(p.164~165)
  • ○「6章 積分とその応用」不定積分の置換積分法や部分積分法では,公式の適用をわかりやすくするために,例題2や例8の側注において,同じ色アミで解答と公式との対応を示すように工夫されている。(p.186,188)
項目 観点

組織・配列・分量

  • *内容の組織・配列は,学習指導を有効に進められるように考慮されているか。
  • *分量は学習指導を有効に進められるように考慮され,精選されているか。
  • *弾力的な取り扱いに対する配慮がなされているか。
  • ○学習指導要領に示された「内容」と「内容の取り扱い」に準拠していて,生徒の実態に即した必要かつ十分な内容が適切に組織・配列されている。
  • ○例・例題→問→節末問題→章末問題の順に,段階を追って一定レベルの問題が過不足なく取り上げられており,その分量も適切である。
  • ○難易度の高い例題は,各章末に「チャレンジ」として掲載され,学習進度に合わせて扱えるように配慮されている。
項目 観点

表記・表現及び指導に対する工夫や配慮

  • *学習意欲を高めるための配慮がなされているか。
  • *用語・記号の取り上げ方や記述のしかたは適切か。
  • *生徒の自学自習への配慮や工夫がなされているか。
  • *指導書や周辺教材での工夫や配慮がなされているか。
  • ○全編を通して本文の理解を助けるように,イラスト,写真,図が適切に用いられている。特に,章扉は写真やイラストが多用されており,学習意欲が高められるように工夫されている。
  • ○必要に応じて色を使い,視覚的な内容理解ができるよう配慮されている。
  • ○用語・記号は統一されており,記述の仕方も適切である。
  • ○節末問題に教科書本文の対応ページが付されており,振り返り学習ができるように工夫されている。
  • ○教科書を支援する指導書や周辺教材などが充実しており,指導しやすい教科書である。
項目 観点

印刷・造本上の配慮

  • *印刷の鮮明さ,活字の大きさ,行間,製本などは適切か。
  • *環境保全や生徒の多様な特性に配慮がなされているか。
  • ○活字は鮮明で美しく,写真,挿し絵も鮮明で効果的である。
  • ○製本は堅牢で,開きやすい様式である。
  • ○図やグラフの色使いなど,色覚特性への配慮を含むユニバーサルデザインとなっており,全ページにわたって配色を工夫するなど,だれもが見やすい紙面になっている。
  • ○本文の用紙には再生紙と植物油インキを使用し,地球環境や資源に及ぼす影響も考慮されている。
項目 観点

総合所見

  • *上記観点から見た,全体的・総合的な当教科書の特徴
  • ○教科目標達成に必要な学習事項・定番問題がコンパクトに網羅されていること,学習内容を表す小見出しを多用した内容のまとまりのよさ,具体例からの導入,内容理解を高めるための図解・色を使った説明など,生徒および指導者にとって効率的に学習効果があげられるように編集された教科書である。また,数学の楽しさが体感できるようにも工夫されている。

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