教科書・シラバスのご紹介

国語国語表現

検討の観点と内容の特色

国語表現

教番
2東書 国表304
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項目 観点

内容の選択・程度

  • *学習指導要領の教科の目標を達成するために必要な教材が適切に用意されているか。
  • *基礎的・基本的事項の理解や習得のために適切な配慮がなされているか。
  • ○学習指導要領の目標に示されている「伝え合う力を高める」ことがより効果的に達成できるように,教材本文は,「話すこと・聞くこと」「書くこと」に関する具体的な言語活動を通じて思考力や想像力,表現技能が深められるように構成されている。
  • ○全体は,「情報収集とその整理」(第1~4単元),「さまざまな表現に学ぶ」(第5・6単元),「討論を含む,話すこと・聞くこと」(第7~9単元),「自分の考えを深め,意見を書くこと」(第10・11単元)で構成されており,学習指導要領に示されている指導事項及び言語活動例が適切に具現化されている。
  • ○単元末の「課題」や「練習」が充実しており,教材本文に即して基礎的・基本的事項をおさえながら主体的に学習できるように配慮されている。
  • ○巻末附録には,情報収集のポイントや敬語の使い方等,表現技能面での基礎的・基本的な事項がコンパクトにまとめられている。また,同音異義語や四字熟語,故事成語などの資料も豊富に用意されており,生徒の語彙力や語句の運用力を豊かにする配慮もなされている。
項目 観点

組織・配列・分量

  • *内容の組織・配列は,学習指導を有効に進められるように考慮されているか。
  • *分量は学習指導を有効に進められるように考慮され,精選されているか。
  • *弾力的な取り扱いに対する配慮がなされているか。
  • ○単元は,「情報収集(第1・2単元)」,「情報の整理(第3・4単元)」,「表現を学ぶ(第5・6単元)」,「話すこと・聞くこと(第7・8・9単元)」,「書くこと(第10・11単元)」というまとまりで構成されている。配列順に学習することも,特定の単元を取り立てて学習することも可能であり,効率的な学習が期待できる。
  • ○単元は,「導入」→「本文」→「課題」・「練習」の3段階で構成されており,生徒が取り組みやすく,スムーズな学習展開が可能である。
  • ○教材本文の上段に,学習方法や内容に関する重要事項がキーワードとして示されており,学習の流れが端的に理解できるように工夫されている。
  • 〇全体で11単元の構成は,年間指導の点から,無理なく学習できる適切な分量である。また,単元末の「課題」「練習」の部分は弾力的に扱うことができ,選択的,重点的に学習を進めることができるように配慮されている。
項目 観点

表記・表現及び指導に対する工夫や配慮

  • *学習意欲を高めるための配慮がなされているか。
  • *用語・記号の取り上げ方や記述の仕方は適切か。
  • *生徒の自学自習への配慮や工夫がなされているか。
  • *指導書や周辺教材での工夫や配慮がなされているか。
  • ○全体にわたって高校生の生活感覚に近い話題を積極的に取り上げており,学習意欲を喚起させることができる。また,学習活動を促す活動例や学習課題も身近で具体的であり,主体的な活動が期待できる。
  • ○見返し部分の写真資料(「いろいろな広告」)や教材本文の該当箇所に適切に掲載されている図版資料等は,生徒の興味を喚起し,教材の理解を促す点からも効果的である。
  • ○用語・記号は統一されており,記述の仕方も適切である。
  • ○巻末附録に掲載されている表現に関する知識や技能解説は,きわめて資料性が高く,表現学習に効果的である。また,本文と附録とが有機的に関連しており(脚注欄に示された「▼附録」マーク)生徒の自学自習にも役立つ。
  • ○本文は脚注が丁寧に施されており,生徒が自力で読む助けになる。
  • ○教科書を支援する指導書や周辺教材などが充実しており,指導しやすく学習しやすい教科書である。
項目 観点

印刷・造本上の配慮

  • *印刷の鮮明さ,活字の大きさ,行間,製本などは適切か。
  • *環境保全や生徒の多様な特性に配慮がなされているか。
  • ○活字は鮮明で読みやすく,大きさや行間にも配慮がなされている。また,写真や図版等も鮮明で効果的である。
  • ○製本は堅牢である。
  • ○図の色使いなどは,色覚特性への配慮を含むユニバーサルデザインが採用されており,配色が工夫されていて見やすい紙面である。
  • ○本文の用紙には再生紙が,また,印刷インキには植物油インキが使用されており,地球環境や資源に及ぼす影響も考慮されている。
項目 観点

総合所見

  • *上記観点から見た,全体的・総合的な当教科書の特徴
  • ○教材の内容・テーマ,分量が生徒の実態に合っており,バランスのとれた使いやすい教科書である。
  • ○単元のねらいが明確かつ具体的に示されており,学習の手順も理解しやすく,活動例も具体的で学習指導要領の示す内容を現場で具現化するのにふさわしい教科書である。
  • ○表現技術の単なる知識・理解に終わらせることなく,生徒の「話す力」「聞く力」「書く力」を確実に伸ばすことができる教科書である。

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