教科書・シラバスのご紹介

国語古典A

検討の観点と内容の特色

古典A

教番
2東書 古A301
Word
項目 観点

内容の選択・程度

  • *学習指導要領の教科の目標を達成するために必要な教材が適切に用意されているか。
  • *「我が国の伝統と文化に対する理解を深め,生涯にわたって古典に親しむ態度」を育成するために適切な配慮がなされているか。
  • ○「我が国の伝統と文化に対する理解を深め,生涯にわたって古典に親しむ態度」が育成できるように,教材は厳選され,バランスよく配列されている。古文編は,「物語」「歴史」「評論・随筆」の単元ごとにまとまりのある教材を採録しており,漢文編も,分量的にも内容的にもまとまりのある教材を適切に採録している。
  • ○さまざまな時代やジャンルの教材をバランスよく選定しており,生徒が自らの考えを広げたり深めたりできるように配慮している。
  • ○コラム「日本文化と漢字・漢文」など,我が国の文化と中国の文化の関係が理解できるように配慮されている。
  • ○「言語活動」が教科書教材と関連する形で適切に設けられている。内容も「干支と行事・習俗」など,日常生活と関連した形で我が国の伝統と文化が学習できるように配慮されている。
  • ○近代以降の文章として「サイデンステッカーと『源氏物語』の自然観」を採録するなど,生徒が古典に親しめるような工夫がされている。
項目 観点

組織・配列・分量

  • *内容の組織・配列は,学習指導を有効に進められるように考慮されているか。
  • *分量は学習指導を有効に進められるように考慮され,精選されているか。
  • *弾力的な取り扱いに対する配慮がなされているか。
  • ○古文編,漢文編の2部構成で,指導実態に合わせて扱えるように配慮されている。
  • ○文法を学習する「文法の要点」は,教科書の用例をもとに解説されており,効率的,有機的に学習できるように配慮されている。
  • ○古文編,漢文編ともに読解力の育成・定着をはかることができるように配慮されており,分量も適切である。
  • ○参考教材が適宜設けられており,生徒が学習を深めるための配慮がなされている。
項目 観点

表記・表現及び指導に対する工夫や配慮

  • *学習意欲を高めるための配慮がなされているか。
  • *用語・記号の取り上げ方や記述のしかたは適切か。
  • *生徒の自学自習への配慮や工夫がなされているか。
  • *指導書や周辺教材での工夫や配慮がなされているか。
  • ○学習内容と関連づけて古典への理解を深めるコラムが置かれている。また,巻末附録のカラー図版など資料性の高い写真・図版が適切に掲載されており,生徒の古典学習に対する意欲が高められるように工夫されている。
  • ○用語・記号は統一されており,記述の仕方も適切である。
  • ○巻末などには「藤原氏系図」「官職位階」をはじめとした附録が豊富に用意されており,生徒の自学自習に役立つ。
  • ○教科書を支援する指導書や周辺教材などが充実しており,指導しやすく学習しやすい教科書である。
項目 観点

印刷・造本上の配慮

  • *印刷の鮮明さ,活字の大きさ,行間,製本などは適切か。
  • *環境保全や生徒の多様な特性に配慮がなされているか。
  • ○活字は鮮明で美しく,写真,挿し絵も鮮明で効果的である。
  • ○製本は堅牢である。
  • ○図の色使いなどは,色覚特性への配慮を含むユニバーサルデザインとなっており,全ページにわたって配色が工夫されており,見やすい紙面になっている。
  • ○本文の用紙には再生紙と植物油インキが使用されており,地球環境や資源に及ぼす影響も考慮されている。
項目 観点

総合所見

  • *上記観点から見た,全体的・総合的な当教科書の特徴
  • ○学習指導要領の精神があますところなく具体的に示された,「我が国の伝統と文化に対する理解を深め,生涯にわたって古典に親しむ態度」を育成できる構成であり,伝統的な言語文化を継承し,現代に生かす力を養うのに適した教科書である。

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