編集長が答える技術 教科書活用Q&A

多様化する社会の中、教育現場においてもさまざまなことが求められるようになりました。
「新編 新しい技術・家庭 技術分野」は、学習する生徒だけでなく、技術分野の指導に不慣れな先生や授業準備に日々追われる先生など、誰にとっても分かりやすく、使いやすいことを目指して編集しました。

お問い合わせ
  • Q1

    新任の先生や専科外の先生が増えています

    技術分野の指導に不慣れな先生を支える工夫は?

    A

    授業の流れが見える紙面で安心!サポートも充実しています

    教科書は、授業が組み立てやすい見開き構成です。学習課題を明示し、導入からまとめの活動まで、授業の流れが見える紙面に統一しました。また、実習では、QRコンテンツの基礎技能動画が活用できます。 さらに、教師用指導書には、授業展開に沿って解説した「指導編」や技術分野の基本をまとめた「入門編」などがあります。

  • Q2

    防災教育と関連させたい!

    防災・減災の扱いは?

    A

    技術分野の視点から防災・減災の意識を高めます

    電気事故や地震火災の防止などの日頃の備えを促すコラムや、災害に備える情報システムの紹介など、防災・減災につながる内容を随所に取り上げ、「防災」マークを付けて示しました。生命を守る技術の大切さとともに技術の仕組みを理解して、自ら行動できるよう、生徒の意識を高める工夫をしています。

  • Q3

    生徒が安全に作業を行えるか心配

    安全・衛生への配慮は?

    A

    安全意識を高めてから実習に取り組める工夫をしています

    巻頭の特設ページで、安全な環境・行動・作業のための注意事項をまとめました。実習の安全に関するQRコンテンツも用意し、安全意識を高めてから、実習に取り組めるようにしています。 また、実習や実験、保守点検などにおける安全や衛生のポイントには、「安全」「衛生」マークを付け、生徒の注意を喚起しています。

  • Q4

    「問題の発見、課題の設定」が難しい……

    問題を見つけやすくする工夫は?

    A

    生徒が主体的に問題解決に取り組める工夫をしました

    問題解決例の紙面では、「問題の発見、課題の設定」の様子を3コマ漫画にしました。困りごとを見つけにくい生徒も、楽しくイメージを持つことができ、取り組みやすくなっています。また、最初に問題解決のテーマを大きく掲げることで、問題を探す視点が持てるようにしました。

  • Q5

    プログラミングの指導が不安……

    プログラミングを指導しやすくする工夫は?

    A

    基本的なプログラミングの指導から問題解決へ
    無理なく展開できます

    問題解決の前に、基本のプログラムを押さえる「プログラミング体験」のページを新設しました。基本のプログラムを土台にできるため、プログラミングの経験が少ない生徒も安心して問題解決に取り組むことができます。また、巻末には、さまざまなプログラミング言語を体験できる「プログラミング手帳」も用意しています。

  • Q6

    技術分野ならではの視点で情報モラルを指導したい

    情報モラルの扱いは?

    A

    デジタル・シチズンシップ教育の視点を取り入れ、
    情報の技術の仕組みの理解から適切な利活用を考える構成です

    道徳教育との連携を図りつつ、技術分野の学習として、情報の技術の特性や仕組みの理解を大切にしました。そのうえで、便利な場面と注意が必要な場面を例示し、生徒自身が適切な利活用について考えられる構成にしています。また、「見えない」情報をイラストやアニメ―ションで「見える」化し、分かりやすくしました。