「新しい道徳」は道徳科の「評価」をサポートします!

 道徳の教科化によって,大きな注目を浴びているポイントの一つが「評価」です。「道徳教育に係る評価等の在り方に関する専門家会議」の「『特別の教科 道徳』の指導方法・評価等について(報告)」から,道徳科の評価についての基本的な考え方やその方法などを押さえたうえで,「新しい道徳」での対応をご紹介します。

道徳科の評価についての基本的な考え方

評価の基本的な考え方

 そもそも評価とは,児童生徒の側から見れば,自らの成長を実感し,意欲の向上につなげていくものであり,教師の側から見れば,教師が目標や計画,指導方法の改善・充実に取り組むための資料となるものである。……(略)……

道徳科の評価の在り方

 ……(略)…… 道徳科については,「道徳的諸価値についての理解を基に,自己を見つめ,物事を(広い視野から)多面的・多角的に考え,自己(人間として)の生き方についての考えを深める」という学習活動における児童生徒の具体的な取組状況を,一定のまとまりの中で,児童生徒が学習の見通しを立てたり学習したことを振り返ったりする活動を適切に設定しつつ,学習活動全体を通して見取ることが求められること,

 その際,個々の内容項目ごとではなく,大くくりなまとまりを踏まえた評価とすること,

 また,他の児童との比較による評価ではなく,児童生徒がいかに成長したかを積極的に受け止めて認め,励ます個人内評価として記述式で行うこと,

 その際,道徳教育の質的転換を図るという今回の道徳の特別教科化の趣旨を踏まえれば,特に,学習活動において児童生徒がより多面的・多角的な見方へと発展しているか,道徳的価値の理解を自分自身との関わりの中で深めているかといった点を重視することが求められていること,に留意する必要がある。 ……(略)……

「 『特別の教科 道徳』の指導方法・評価等について(報告)」(一部抜粋,表記変更)

新しい道徳

児童自身も,先生も。成長が目で見て分かる。

教科書での対応

 「新しい道徳」では,授業の中で印象に残った話や友達の考え,自分が感じたことなど,その時々にメモしておける「学習のふり返り」を掲載。それぞれ,「夏休み」「冬休み」「春休み」の前に大くくりの振り返りができるようになっています。
 また,道徳教育全体の振り返りにも対応しています。学年の初めに「なりたい自分」を書いて,学年の終わりに一年間をまとめて見つめ直すコーナーを用意。次の学年に向けての見通しを持つこともできます。

「学習のふり返り」は,教師用指導書付属のCD-ROMにデータを収載します。先生のお考えに合わせて,柔軟にご活用いただけます。

4年 p.155〜「学習のふり返り」

4年 p.155〜「学習のふり返り」

4年 p.8「こんな自分になりたいな。」

4年 p.8「こんな自分になりたいな。」

4年 p.158「これからもかがやく自分に!」

4年 p.158「これからもかがやく自分に!」

指導書での対応

 指導書では,教材ごとに「児童を認め励ます評価(学習状況の把握)の例」を掲載します。児童の成長や変容を見取るに当たって,どういった視点を持てばよいのか,また具体的な見取りの例も示します。

教師用指導書研究編 各論

教師用指導書研究編 各論