「新しい道徳」は道徳科における「資質・能力の育成」が図れます!

 平成29年3月に告示された改訂学習指導要領の中で,各教科等で育成すべき資質・能力の3本の柱(「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」)が示されました。平成28年8月の「次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議のとりまとめについて(報告)」では,これらは,道徳教育においては分節して観点別に評価を行うことはなじまないとされながらも,次のように整理されています。

各教科等で育成すべき資質・能力の三本の柱

知識・技能

道徳的諸価値の理解と自分自身に固有の選択基準・判断基準の形成

思考力・判断力・表現力等

人間としての在り方生き方についての考え

学びに向かう力・人間性等

人間としてよりよく生きる基盤となる道徳性

 これらを,「小・中学校における道徳教育と資質・能力」という形で図式的に示したイメージ図も,合わせて示されました。

小・中学校における道徳教育と資質・能力(イメージ)

平成28年8月「次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議のとりまとめについて(報告)」
 (一部抜粋,表記変更)

新しい道徳

 道徳科における資質・能力は,人生や生活に生きて働く道徳性といえます。「新しい道徳」は,「自分の生き方を主体的に考える子供」「自ら気づき,考え,判断する子供」「意欲的に行動する子供」を育むことを目指しました。これらの子供たちにとって大切な,人生や生活に生きて働く道徳性を養う教科書となるよう,さまざまな工夫を施しています。

 「つながる・広がる」では,道徳科で学んだことと各教科等や実生活とをつなげ,広げていきます。人生や生活に生きて働く道徳性の育成に資する教材です。

6年 p.121「世界のために働く人たち」

6年 p.121「世界のために働く人たち」

 全ての読み物教材のタイトルにA~Dの四つの視点と,内容項目を児童にも分かりやすい表現にした「学習のテーマ」を設けて,道徳的価値の理解を助けます。

6年 p.115

6年 p.115

 設問は,教材をもとにみんなで話し合って考えを深められるものと,自分自身を見つめて振り返るものの2種類を掲載。価値の理解に加え,自己の生き方についても考えます。

6年 p.120

6年 p.120