ユニバーサルデザインへの取り組み

年齢,性別,能力,経験などの違いに関係なく,全ての人が利用しやすいデザインであることがユニバーサルデザインのポイントです。東京書籍の教科書はユニバーサルデザインに配慮して制作されています。

教科書カラーバリアフリーの配慮 -見やすく,分かりやすい紙面-

これまでの取り組み

色による学習上の支障を生じさせない

1986年に教科書協会・教科書研究センターの調査研究委員会が作成した『色覚異常児童生徒のための教科書色刷り改善の手引き』をもとに,編集段階で色に関するデザインに配慮するとともに,専門家にチェックを依頼するなどしてきました。

教科書カラー時代の取り組み

現在,小学校・中学校教科書のほとんどが4色刷り化されており,教科書などの色覚特性への配慮は,一層重要です。

ユニバーサルデザインコーディネーター有資格の編集部員を中心とした教科書づくり

弊社では,上記の資格を持つ編集部員を中心に,編集者やデザイナー,図版作成者,イラストレーターへの研修や教育を実施しています。また,ボランティア団体の協力の下,検定申請前の原稿段階で色覚特性のある人や専門医に検討を依頼し,学習上支障がないように改善しています。

色だけに頼らない認識しやすいデザイン

色覚特性は個人差が大きく,単に配色の工夫や色の調整だけでは,カラーバリアフリー化を実現することはできません。弊社では,色だけに頼らない「デザイン」を基本として,例えば下記のような点に配慮しています。

画像例「色だけに頼らない認識しやすいデザイン」

文節改行の導入

各教科とも,教科書では文節で改行しています。

文意の円滑な理解を補助し,各教科の学習に集中できるように配慮しています。

文節改行の例

化学物質過敏症への対応

化学物質過敏症は,原因物質の特定が困難で,個々人によって症状も異なるため,その対応も子供の症状に合わせた方法が望まれます。神経系統にも影響が及んでいる場合があるため,「におい」以外では「光沢感の強い物」にも体調悪化を訴える子供もいます。

弊社では,教科書協会の調査研究結果を踏まえて,児童・生徒が「安全で安心して使える教科書」づくりにさまざまな研究と工夫をしています。

環境面への配慮

用紙

児童・生徒の学習と環境に配慮した教科書専用の用紙を使用しています。

本文用紙には,新聞古紙など,厳選した良質の古紙を配合した,教科書専用の再生紙を製紙会社と共同で開発して使用しています。

インキ

環境と健康に配慮した印刷インキを使用しています。

石油系の反応を抑え,環境などに配慮した「植物油インキ」を使用しています。「植物インキ」は,食料である大豆を原料とした「大豆油」に限定することなく,非食用も含めた各種植物油(大豆油,亜麻仁油,桐油,パーム油,ヤシ油,米ぬか油など)に拡大したもので,循環型社会形成をめざしたインキです。

画像 教科書裏表紙
▲教科書裏表紙
さまざまな取り組みは,教科書にも記載されています。
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