「詳解歴史総合」ダイジェスト版
4/8

えを見出してみよう。て,■2で主要な二酸化,それらの国々の歴史。経済発展の時期の違境問題に取り組む姿勢いるのだろうか。また,の歩みにはさまざまな室効果ガスなどの環境のような関連があるの人口は今後も引き続きる。しかし,人口増加程度人口が増加した国次第に高齢化が進行するようになる。そのように人口が増加する国の変容について調べてみよう。なぜそのような人口増加が生じるのか,序章から第3章3節までの学習内容をふまえて考えてみよう。と社会保障の将来■4欧米の高齢化率(上)とアジアの高齢化率(下)403530252015510060年(%)19506070809020001020304050推計値実績値日本中国インドフィリピンシンガポールタイインドネシア韓国403530252015510060年(%)19506070809020001020304050推計値実績値スウェーデン日本ドイツフランスイギリスアメリカ(下)60年01020304050推計値実績値アフリカ北米オセアニアアジア60年01020304050推計値実績値インドナイジェリアブラジル日本パキスタンロシア 4.5カナダ 1.7ドイツ 2.3アメリカ15.0インド6.4日本 3.5韓国 1.8中国28.0%その他36.82016年合計約323億トン■2二酸化炭素排出量の国別割合211自分の問題意識や興味・関心のあること,疑問に感じていることを,次のような方法で見出し,主題を設定してみよう。❶「歴史総合」の教科書や授業で学んだ内容から学習の途中で疑問に感じたことや,もっと知りたいと思ったことは,どのようなことだろうか。第2章,第3章,第4章の1節で表現した問いや第2章,第3章の4節で設定した主題をふり返り,自分がどのような視点から何について考察したいのかを決め,主題を設定しよう。❷ ほかの教科・科目で学んだ内容から中学校までの学習や,高校の「公共」や「地理総合」,家庭科や情報科,理科などのさまざまな教科・科目の学習で学んだ現代社会の諸課題について,その形成過程を探究することのできる主題を設定しよう。❸ 新聞やニュースなどの報道や話題から現在,日本や世界でおこっている政治・経済・外交・生活・文化・事件・流行などの社会的な諸事象は,さまざまな歴史的事象を背景にしている。新聞の話題,テレビやインターネットのニュースの報道から,興味・関心のある言葉や出来事を見つけ,主題を設定しよう。1.主題の設定設定した主題を考察するためには,資料・情報の収集が必要である。綿密な計画を立て,次のような方法を参考に,的確な資料・情報を収集しよう。❶ 図書館・博物館・資料館などの活用●主題にあった図書や辞典類を探すには,自分で書架を探すほか,レファレンス・ブックやパソコン端末で情報を検索することもできる。●日本で発行された新聞の縮刷版を利用すると,明治中期以降の報道について知ることができる。当時の報道姿勢や世論などに留意しながら,新聞記事を読んでみよう。●地域資料コーナーでは,地域にかかわる一般書のほか,地域に残る豊富な資料をもとに研究され刊行されている自治体史を閲覧することができる。また,地方議会の議事録や財政資料などを閲覧できる施設もある。●図書館では司書の方,博物館・資料館では学芸員の方に調査方法や参考文献をアドバイスしてもらうことができる(レファレンス・サービス)。●博物館や資料館などには,歴史的資料の実物や模型が展示されている。また,実際に当時の生活や文化を体験できるコーナーがある施設もある。資料を直接見て,感じて,体験してみよう。❷ インターネットの利用●インターネット上には,さまざまな研究や研究機関の情報をはじめ,主題を追究する参考となる多様な情報が存在している。主題のキーワードを入力して検索してみよう。調べたい国の言語でキーワードを入力すると,その国の研究機関等のウェブページやさまざまな写真や図版を見つけることもできる。●インターネットで手に入れられる情報の一つに統計資料がある。各国や国際機関がウェブページで公2.資料・情報の収集私たちが生きている現代社会にはさまざまな課題がある。それらの諸課題と向き合う際に,歴史的な経緯をふまえて考察することは,解決への道筋を探究するうえで重要な作業である。自分が興味・関心のあるテーマを見出し,以下のようなプロセスを手がかりに,現代社会の諸課題が形成されてきた過程を探究してみよう。設定した主題について,以下の点を検討してみよう・自分の興味や関心にあった考察しがいのあるテーマであるか・複数の観点から考察できるテーマであるか・考察するために必要な資料や情報を入手する見通しがつくテーマであるか・自分が明らかにしたいことが具体的になっているか・先生や友だちなど自分以外の人々も関心が持てるテーマであるか218 探究の方法51015202530究の方法〈探究の方法〉課題解決に向けて考察を深めていく際の,具体的なプロセスを伝えます。19Point 2資料をもとに近現代史を「考える」「これから」を考えるためのツールを,高校生に。

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る