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今号のお題Recess(休み時間)
アメリカの子供たちも,元気に外で遊びます。ただ日本のように給食のあと一斉に校庭にでて遊ぶのではなく,recessという遊び時間が毎日各クラスに割り当てられていて,30分くらい校庭で思い切り遊びます。そこでは「おにごっこ」「かくれんぼ」や「バスケット」などのスポーツなど自分の好きなことをします。
Let’s play tag!(鬼ごっこしよう)
How about playing hoops at today’s recess.(今日の遊び時間にバスケしない?)
のように声を掛け合って,校庭へと出てきます。
recessは「休憩」「休み」を意味し,例えば春休みのことをspring recessと呼ぶ学校もあります。
子供の遊びの定番は日本と同じく,鬼ごっこです。tagは商品の「タグ」やインスタグラムなどの「タグ付け」からも想像できる通り「つける」つまり「タッチする」という意味になります。野球などにおけるランナーへのタッチもtagと言ったりします。
直訳で「隠れて,探す」という意味。日本のように「もういいかい?」と準備は聞かずに,10まで数えたら,Where are you?(どこ~?)などと言いながら探しに向かいます。「見つけた!」はI found you!です。
「キャッチボールする」はplay catchと言います。キャッチボールに誘うときは,Do you want to play catch?などと言います。play ballでもOKです。
かくれんぼや鬼ごっこなどの「鬼」はitと言います。じゃんけんなどを決めて,Okay, I’m it.(オッケー,私が鬼ね)や,捕まえたときに,I got you! You are it!(捕まえた,君が鬼だね!)のように使います。
指相撲は「親指」を使って遊ぶので,thumb wrestlingと言います。One, Two, Three, Four, I declare a thumb war. Five, Six, Seven, Eight, Try to keep your thumb straight!とリズムをとりながら指を動かし,そのあと5秒間押さえつけたほうが勝ちです。arm wrestlingは日本とほとんど同じ遊び方です。
「家庭」のまねごとをするのでplay houseで「おままごとをする」という意味になります。他にもplay mummies and daddiesという言い方もあります。mummiesはmummy(ママ)のdaddiesはdaddy(パパ)の複数形です。
色を意味するcolorは動詞だと「色を付ける」という意味ですので,coloringで「塗り絵」という意味になります。coloring bookは「塗り絵本」。
ropeは「縄」ですので,jump ropeで「縄跳び」という意味です。「縄跳びをする」はdo jump ropeといい,Let’s do jump rope.で「縄跳びしよう」という意味になります。また,日本の「郵便屋さん,おはいんなさい♬」というような歌も存在し,jump rope rhymeと呼ばれています。
シャボン玉のことをsoap bubblesと言い,「シャボン玉で遊ぶ」はplay with soap bubblesとなります。blow bubblesとも言います。「そっと吹きなさい」はBlow gently.と言います。
dodgeは「避ける」「かわす」という意味で,ゲームの特性がそのままゲーム名になっています。アメリカでは,ドッジボールはmurderball(殺人ボール)などと呼ばれ,危険だからという理由で学校でやることを禁止されている州もあります。
グーはrock(岩),チョキはscissors(ハサミ),パーはpaper(紙)と日本と一緒です。掛け声は”Rock, Paper, Scissors, One Two Three!”のThreeの掛け声と同時に出します。あいこの場合はOne Two Three!の部分を勝負がつくまで繰り返します。人によってはrockをstoneと言うことも。
勝負に勝ったときは,I won!といい,負けたときはI lost! もしくはI win!/I lose!と言います。「もう一回!」とお願いするときは,Give me one more chance!などと言います。
「私の番だよ!」というときには,順番を意味するturnを使ってIt’s my turn.と言います。反対に相手に順番を促すときは,It’s your turn.となります。また,「順番こだよ」というときは,Take turns.(順番こにね)Wait for your turn. (自分の番まで待ちなさい)のように言います。
9つのマス目に〇と✖を並べるゲームのこと。イギリスではNoughts and Crossesと呼ばれています。noughtは「ゼロ」,crossは「十字」を意味します。
ゲームなどでの「ズル」やテストなどの「カンニング」をcheatと言います。「ズルしちゃダメ!」と注意するときはDon’t cheat!もしくは No cheating!と言います。「それはずるいよ~」はIt’s not fair.となります。
トランプは実は和製英語で,英語だとplay cardsで「トランプをする」という意味になります。trumpは「切り札」を意味するので,Let’s play trump.だと通じません。実際にはLet’s play black jack.などと具体的にゲーム名を言いことが多いです。
concentrationは英語では「集中」という意味で,それだけ集中力を使うゲーム,ということになりますね。memory(記憶)という呼び方もあります。カードのペアが揃ったときにはIt’s a match!(揃った!)などと言います。
old maidは「オールドミス」「老嬢」という意味。昔はジョーカーを加えるのではなく,Queenを1枚抜き,最後にペアにならないQueenを持っていた人が負けだったそうです。「あがり!」「いちぬけた!」はDone!やI’m out!と言います。
ゲームをはじめるときは,Ready set go!と言います。goがはじまりの合図になります。また,「用意はいい?はじめ!」のようなときはReady?と顔を見合わせて,go!で「はじめ!」という意味になります。またOn three. One two ...three!(3つ数えるよ。1,2の3)のように数を数えることもあります。
ゲームなどのスコアは数字の間にtoを入れて表します。1対2ならone to twoとなります。The score is one to two. You win!(スコアは1対2で君の勝ち!)のように表現します。
サッカーやバスケットの「シュートを打つ」はtake a shotと言います。「シュートを打て!」はTake a shot!やShoot it!と叫んだりします。また「ナイスシュート」とほめるときにはGreat shot!やGreat finish!などと言います。