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今号のお題Stationery(文房具)
多少の前後はあるものの,アメリカの新年度は4月ではなく,夏休み明けの9月頃にスタート。それにあわせてスーパーやデパートなどでは,back to school saleというセールが行われます。子どもたちはこの時期に文房具や衣料などを新調するのを楽しみにしていて,特に学校に通うためのリュクサック(day pack)では,個性がとてもよく表れます。一方,日本では同じランドセルを6年間使いますよね。私も最初は驚きましたが,とても丈夫ですし,いい物を大切に長く使う大切さを子どもたちに教えることができる,日本人ならではのよい文化だと思います。
イギリス英語ではpropelling pencil。「シャープペンシルの芯」は,mechanical pencil leadです。
会話では略してpenと言われることがほとんどです。
permanentは「永遠に」という意味で,消えにくい油性ペンのこと。蛍光ペンはhighlighterです。水性ペンはnon-permanent markerとなります。
sharpenは「尖らせる」という意味で,pencil sharpenerで「鉛筆削り」に。包丁の研ぎ器はknife sharpenerとなります。
墨はinkなので,墨につけて使う毛筆はink brushに。書道に使うものはcalligraphy-brushとも言います。
eraseは「消す」という意味で,eraserで消しゴムに。修正液はwhiteoutです。
英語は1文字ずつではなく単語ごとの区切りになるため,1マスに1文字入れるような原稿用紙は使いません。原稿用紙は日本特有のものなのです。
絵を描くための画用紙は,「描く」という意味のdrawを使ってdrawing paper となります。
横罫線の入った用紙全般を指すので,writing paperと表現します。
ちょっとしたメモを取る用紙はmemo pad。アメリカ英語ではscratch paperとも。scratchは「ひっかく」のほかに,「走り書きする」という意味もあるのです。
封筒と便箋(letter paper)のセットを日本語ではレターセットと言いますが,英語ではletter writing setとなります。
ノートの間に挟む下敷きも日本特有のものです。そのため,英語では説明的な上のような言い方しかないでしょう。
のり一般をglueと言います。棒状のものは,そのままstick glueでOK。
cellophane tape でも通じますが,Scotch tapeが一般的。両面テープはdouble-sided tapeとなります。幅広の段ボールを留めるようなときに使う粘着テープは,adhesive tape。アメリカでは日本のガムテープよりも,duct tapeと呼ばれる,銀色のテープもよく使われます。
rubberは「ゴム」「天然ゴム」のこと。
数枚の紙を留めるゼムクリップは(paper) clipですが,もう少し多いものを挟むタイプのものはbinder clipと表現します。
thumbは親指で,「親指で押すびょう」という意味。push pinとも言います。
名称の由来は,最初に輸入されたのが商標のホッチキス(Hotchkiss No.1)だから,など諸説あるようですが,ホッチキスは和製英語。ホッチキスのしんはstapleです。
2つの穴をあけるものはtwo hole punch(er)となります。
目盛りのついた定規はrulerと言います。三角定規はtriangular ruler,分度器はprotractorです。
そろばんを含めた,子どもに計算を教えるためのもの全般をabacusと言います。
calculateで「計算する」という意味なので,calculatorで「電卓」に。またスマートフォンやパソコンの「電卓機能」はcalculator functionと言います。
「印」を表す英語はsealで,personal sealで個人用の「印鑑」という意味に。日本語の「シール」はこの言葉から来ているようですが,英語ではstickerと言います。
一般的なスタンプ台はink-padと呼ばれています。印鑑用の朱肉はvermilion ink-pad。
学校で使われる一般的な絵具はpaintと呼ばれます。「アクリル絵具」はacrylic paint,「油絵具」はoil paintです。パレットはpalette,ブラシはbrushとなります。