『Hi,friends!』をより効果的に活用していくために,次の視点から教材開発を行った。
・子供が思わず「え!?」と興味を高める教材
・子供が思わず「へぇ~」と納得する教材
・子供が思わず「調べてみたい!」と意欲的になる教材
そして,開発した教材を「言葉クイズ」と称して実践を行った。
以下,授業の導入部分の実践である。(『Hi,friends!』 1 Lesson7)
<言葉クイズ①>
ALT: |
“How many dog?” |
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C: |
“One dog.” |
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ALT: |
“How many dogs?” |
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C: |
“Two dogs.” |
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HRT: |
“Good!”2つ以上のときは,“s”がつくんだったね。 |
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HRT: |
日本語ではどう数えるの? |
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C: |
二匹! |
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HRT: |
“That's right! ” |
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ALT: |
“How many dogs?” |
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C: |
“Two dogs.” |
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HRT: |
日本語では? |
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C: |
二匹? |
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C: |
二頭? |
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HRT: |
二匹と二頭の違いは? |
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C: |
小さいのは「匹」大きいのは「頭」? |
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HRT: |
大きいか小さいかの規準は? |
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C: |
適当! |
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HRT: |
実はね,ある動物が規準なんです!知りたい? |
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C: |
知りたい! |
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HRT: |
あとで,この「数え方辞典」を読んでみて下さい |
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C: |
え~! |
<言葉クイズ②>
ALT: |
“What's this?” |
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C: |
Crab! |
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ALT: |
“How many Crab?” |
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C: |
“One Crab.” |
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ALT: |
“How many Crabs?” |
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C: |
“Three Crabs.” |
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ALT: |
日本語では? |
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C: |
三匹? |
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HRT: |
お店に売っていたら? |
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C: |
三つ? |
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C: |
三杯! |
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C: |
売り物になったら「杯」ってかぞえるの? |
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HRT: |
Yes! |
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HRT: |
日本語と英語の数え方を比べて,気づいたことはありませんか? |
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C: |
英語は,数の後に名前がつく。日本語はいろいろな数え方がある。 |
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C: |
実は,日本語の方が難しいかも! |
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C: |
他の数え方も調べてみたい! |
これらの言葉クイズは,児童にとても好評であった。
言葉への感心を示す「え!?」「へぇ~」「調べてみたい!」が現実になったことも嬉しい。
なお,これらの実践は,授業導入から10分程度である。
その後に,いろいろなゲームやアクティビティが行われる。
そして,最後にふりかえりを書かせると,ゲームやアクティビティの記載が多くなる。
授業者としては,授業導入での学びも書いてほしいのだが・・・。
そのような経験から学び,言葉クイズの後は,すぐにふりかえりを書かせることにした。
<児童のふりかえりシート>
・日本語と英語の数え方を比べると,日本語にはいろいろな数え方があるけど,英語では,いつでも「数+名前」でわかりやすいと思いました。
・ものの数え方は,日本語より英語が簡単だと思いました。
・いろいろなものの数え方を調べたいと思いました。
「ふりかえりカード」は,授業の終末に書かせるのが当たり前という固まった意識がある。
しかし,その時点までのふりかえりを「意図的・計画的」に行うことは効果的である。
そうすることで,全ての児童が評価規準を達成できるのである。
・・・こうしてまた一つ,外国語活動の実践から他教科等に生かせる学びがあった。
外国語活動に感謝である!
さて,本エッセイは,次回の第6回目で最終回となります。お楽しみに!